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来春よりWiMAX 2+が下り最大220Mbpsに。WiMAXの20MHzをWiMAX 2+に切替、既存の20MHzと合わせてキャリアアグリゲーションを導入へ

UQコミュニケーションズは27日、「WiMAX 2+」においてキャリアアグリゲーションを来春より導入し、下り最大220Mbpsのサービスを提供すると発表した。

現行の2倍となる下り最大220Mbpsを実現へ。対応端末で利用可能

現在の同社のサービスは、下り最大40MbpsのWiMAXと、下り最大110MbpsのWiMAX 2+。昨秋にサービスの提供が始まったWiMAX 2+も1年が経ち、利用可能エリアはかなり拡大してきている。

同社はこのWiMAX 2+にキャリアアグリゲーションと呼ばれる技術を導入する。キャリアアグリゲーションは、複数の周波数帯を使って同時に通信を行うことで通信速度を向上させる技術だ。今回の場合は、既存のWiMAXが利用している周波数帯30MHzのうち20MHz分をWiMAX 2+に切り替える。その20MHzと、既にWiMAX 2+で利用している20MHzを合わせてキャリアアグリゲーションを導入することで、現行の110Mbpsの2倍の220Mbpsでのサービスが実現する。

結果、WiMAX 2+では合計40MHzの帯域を使ってサービスの提供が行われることになる。

一方、WiMAX 2+に20MHzを奪われる形になるWiMAXでは、下り最大40Mbpsをキープできなくなる。そのため、来春から順次、現行の3分の1の速度となる、下り最大13.3Mbpsエリアに切り替わることになる。

このことからも分かるように、WiMAXルーターのユーザーにとっては、そろそろWiMAX 2+への切り替え時期が来たことになる。UQコミュニケーションズも、それを見越し、11月1日から無料でWiMAX 2+ルーターに交換できるプログラムを実施する。詳しくはこちらの記事を参照してほしい。

周波数帯の切り替えについて

なお、WiMAX 2+の下り最大220Mbpsを利用するには対応端末が必要だが、現在はまだ対応製品が発表されていない。準備ができ次第、改めて発表される見込みだ。

既存の端末、「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+」シリーズの「HWD14」「HWD15」「NAD11」は下り最大220Mbpsに対応していないので、下り最大110Mbpsでの利用になる。

【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ

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