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【実機レポート】ソニーのAV技術の粋を集めた「Xperia Z2」(SO-03F)【ドコモ2014夏モデル】

今回、NTTドコモ(以下、ドコモ)の新製品発表会では以前のように「ツートップ」、「スリートップ」というような、一部のイチオシ機種を押し出す戦略は採られなかった。「どれもがお勧め機種なので、自分の目的にあったものを選んでほしい」と語られていたが、これはある意味正解だろう。

Xperia Z2(SO-03F)のホワイトモデル

なぜなら、日本のトップレベルの端末はもはや単純なスペック比較では横並びとなり、あとはメーカーごとの個性というか、その特徴的な機能やデザイン面などから選択するしかないレベルに到達しているからだ。以前であれば、「サクサク動く端末」は数少なかったので選択は容易だった。

ある意味、幸せな状況と言えるのだが、こうなると人々は「俺が求めているものは何だろう?」と、自分探しの旅に出てしまうのかもしれない。僕の周囲のスマホ好きの人たちが最近、沖縄、シンガポール、フィリピン、オーストラリア、北朝鮮と、やたら彼方此方に旅立ってしまうのも、その問題と関係しているのかもしれない(編集長 長田MAX注:「絶対関係ありません」)。

そう、ここで重要なのは、誰にでも分かりやすいキーワードで人々に端末を選ばせることだろう。

「使いやすい」、「面白い」、「クール」、「実用的」、「タフ」などだ。

そして、今回の「Xperia Z2」(SO-03F)の持つキーワードは「AV」であろう。まあ、それは「Xperia Z」や 「Xperia Z1」の頃から変わっていないのだが、今回のXperia Z2ではそれが際立っている。

Xperia Z2の紹介パネル


■外観&ディスプレイ

まず、手に取って感じるのはマイルドになったなということだ。Xperia Zのときは、あまりにクールさを追求しすぎて、エッジ(ダブルミーニングですね)が立ちすぎて手が痛いほどだったが、

「Xperiaはクールであることが全て」

という信念を持つ「真のXperiaユーザー」にとっては何の問題にもならなかった。

しかし、ソニーはXperia Z1でこの問題を解消しようと、角を丸くしたのだが、これは「クールさ」とは違う方向だ。そんなXperia Z1から、「よりソリッドでクール」になった印象があるのがXperia Z2のデザインだ。

こちらはブラックモデル。

ボディサイズはXperia Z1の約144×74×8.5mmから約14×73×8.2㎜となり、縦に少し長くなったが、幅が狭く、薄くなったことで、より持ちやすくなった。

それでいて、ディスプレイのサイズはXperia Z1の約5インチから約5.2インチへと大型化し、情報が見やすくなったのが素敵だ。ちなみに解像度自体はフルHDで変わらない。ディスプレイの表示クオリティは相変わらずナイスだ。実は今回から赤と緑の色域が改善されたという「Live Coler LED」というバックライトに変わっている。ディスプレイの面でもXperia Z1から進化を遂げている。

デザインについては、側面のエッジのフラットでメタルな見た目は実にナイスで高い質感がある。

電源ボタンは例によって正面から見て、右側の中央にあるのだが、その下にはボリュームボタンが搭載され、デザイン的にはややうるさくなっているのが気になるので、ソニーモバイルコミュニケーションズの担当者にその理由を聞いたが、左手で持ったときに操作しやすいからとのことだ。

「Xperiaならデザインを最優先しろ!」

と一喝したかったが、まあ、仕方のないことだ。電源ボタンの上にあるmicroSDカードスロットの位置もイマイチなので、気にしていたらキリがない。


ホワイトモデルの右側面。カメラキー、ボリュームキー、電源キー、microSDカードスロット。

左側面には充電用接点、microUSB端子、SIMカードスロットなど。

左が下面、右が上面。オーディオ端子は上面にある。


■カメラ&オーディオ機能

カメラ機能において4K解像度のビデオを撮影できることもナイスだが、やはり、普通のユーザーにはオーディオ再生機能でデジタルノイズキャンセリングが使えるようになったのが大きい。電車通勤している人などにはかなりうれしい機能だろう。

カメラ関連アプリのショートカット。4K動画撮影やARエフェクトなどが並ぶ。

4K動画撮影モード。右下に「4K」のロゴが表示されていることが分かる。

このノイズキャンセリング機能では3つの環境設定を持ち、「室内」、「電車・バス」、「航空機」の3つから、自分のいる環境に合わせて選択すると、それぞれの環境に最適な設定でノイズキャンセリングが行われる。ちなみにノイズキャンセリング率は最大約98%と、ウォークマン並になっている。ノイズキャンセリングをオンにすると、電車やバスの走行音など様々な騒音が小さくなるので、ボリュームを下げても音楽がハッキリと聞こえるので耳にも優しい。また、英語学習などでスマートフォンを使う方には特に便利だろう。

ちなみに、この機能は対応するイヤフォン、ヘッドセットでないと使えないので、この点には気をつけたい。対応イヤフォンはウォークマンのものなども使えるが、ソニーモバイルコミュニケーションズは対応ヘッドセットを5,500円ぐらいで販売するそうだ。購入予定の方は公式サイトで対応イヤフォン・ヘッドセットの型番等を調べてみてほしい。

ちなみに本体に搭載するスピーカーも強化されている。

今回のXperia Z2のフロントスピーカーはステレオになった。それに加えて、ソニー独自の「S-Force」という仮想サラウンド機能も使えるので、映画などの動画視聴時にはいいだろう。

ノイズキャンセリングの設定画面は対応ヘッドフォン等を接続した状態で表示できる。設定モードは3種類。

純正のノイズキャンセリングヘッドセット。
大型ドライバを横置きにして耳にフィットするようにデザインされている。ウォークマンでもお馴染み。

カメラ機能に関するパネル。

オーディオ関連に関するパネル。


■主な仕様のおさらい

Xperia Z2の主な仕様をおさらいしておこう。

OSはAndroid 4.4、プロセッサはQualcomm MSM8974AB(クアッドコア2.3GHz)、メモリは3GB RAM、32GB ROM、ディスプレイは約5.2インチのトリルミナスディスプレイで解像度は1,920×1,020ドット、バッテリー容量は3,200mAh、ボディサイズは約147㎜×約73㎜×約8.2㎜、重さは約163g、Xiは下り最大150Mbps対応、VoLTE対応、赤外線通信は非対応、ワンセグ・フルセグは対応、おサイフケータイ、NFC、Bluetoothなどは対応、防水・防塵仕様など。


■AV機能の明日はどっちだ?

ディスプレイサイズを大きくしながらスマートなボディになったということで、このXperia Z2はなかなかイケていると思う。端末のキャラ付けとして、AV機能がより強化され、分かりやすくなった。特にデジタルノイズキャンセリング機能は多くの人にとって魅力的だろう。

できれば、デジタルノイズキャンセリングに対応したヘッドセットを同梱してもらいたかったが、これはコスト的に難しいのだろう。次のモデルではこのあたりも解決して欲しい。

ちなみに発売日は5月21日の予定だ。

(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/Xperia Z2製品紹介ページ


■キャンペーン

ドコモオンラインショップにおいて「アクセサリーセットキャンペーン」が実施されている。このキャンペーンではXperia Z2もしくはXperia Z2 Tabletと対象アクセサリーをセットで購入すると、アクセサリー代の一部が月々のXperiaの利用料金から減額される形でキャッシュバックされる。Xperia Z2の場合は「デジタルノイズキャンセリングヘッドセット」を同時に購入すると1,000円が還元される。Xperia Z2 Tabletの場合は「デジタルノイズキャンセリングヘッドセット」では1,000円、「ハンドセット機能付きBluetoothリモコン」では2,000円、「タブレットカバースタンド付きBluetoothキーボード」で3,000円の還元がある。

ただし、月々サポートの適用がある場合は、月々サポートが優先される。

また、Xperia Z2、Z2 Tablet、A2購入者にはXperiaデザインのオリジナルタオルもプレゼントされる(在庫が無くなり次第終了)。

詳しくはドコモオンラインショップのXperia Z2のページで確認してほしい。

ドコモオンラインショップ/Xperia Z2 SO-03F製品ページ

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