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【島田純のMobile×Travel】第11回:SIMロック解除したGALAXY Note 2を台湾のプリペイドSIMで使う - 台湾モバイル編

台湾の携帯電話会社である「台灣大哥大」(台湾モバイル)のプリペイドSIMカードを、SIMロック解除した「GALAXY Note 2」(SC-02E)で使用する方法をご紹介します。


■桃園国際空港第二ターミナルでSIMカードを購入

桃園国際空港第二ターミナルのカウンターでSIMカードを購入

桃園国際空港の第二ターミナル内にある、台湾モバイルの空港カウンターでプリペイドSIMカードを購入しました。

前回のFar Eastone編でお伝えしたとおり、桃園国際空港の第二ターミナル内には、台湾モバイルの他、Far EasTone、中華電信という3キャリアのカウンターが並んでおり、各社のプリペイドSIMを空港で購入することができます。

台湾モバイルのサービスガイド

時間帯によってはカウンターが混雑していることもあるので、特にこだわりが無ければ“空いている航空会社のカウンターを使用する”という選択方法もありかもしれません(料金&サービス内容は、各社ほぼ同様の内容となっています)。

滞在日数に合わせて6つのプランが用意されている

今回購入した台湾モバイルのプリペイドSIMカードの価格は500台湾ドル(約1,700円)です。そして、インターネットが10日間定額利用可能、通話用の残高が100台湾ドル分利用可能なプラン(画像のプランE)に申込をしました。

空港に案内のあった料金プランは以下になります。
  • A. 3日定額:料金 300台湾ドル インターネット定額3日間/通話残高 100台湾ドル
  • B. 5日定額:料金 300台湾ドル インターネット定額5日間/通話残高 50台湾ドル
  • C. 5日定額:料金 500台湾ドル インターネット定額5日間/通話残高 300台湾ドル
  • D. 7日定額:料金 500台湾ドル インターネット定額7日間/通話残高 150台湾ドル
  • E. 10日定額:料金 500台湾ドル インターネット定額10日間/通話残高 100台湾ドル
  • F. 30日定額:料金 1,000台湾ドル インターネット定額30日間/通話残高 450台湾ドル

前回の記事で紹介したFar EasToneと同じく、これらのプランは空港カウンターでのみ受付している、と説明され、プラン紹介にも「Airport Store Only」という記載がありますので、街中のカウンターでは同じプランに申込できない可能性が考えられます。また、英語と簡単な日本語が通じる、プリペイドSIMの在庫が豊富にある、という二点からも、基本的には空港でのSIMカード購入をオススメします。


■SIMロック解除したGALAXY Note 2で使用

SIMロック解除したGALAXY Note 2で使用

台湾モバイルのプリペイドSIMは“10日間インターネットが利用可能”なプランで、実際には“当日+10日後の23:59まで”利用することが可能でした。

空港カウンターで利用する期間(滞在期間)を告げると、適切なプランが案内されるため、それに従って申込(口頭で期間を伝えるだけ)をします。Far EasToneと同じく、台湾モバイルの3Gプランは容量無制限の定額プランとなっているため、通信量が多い使い方をしても通信量制限や速度規制を心配する必要は無く、安心して利用できます。

台湾でのプリペイドSIMカードの利用は、パスポート1枚につき1枚までとなっており、既に同じパスポートで同一の携帯電話会社のSIMカードを購入している場合、古いSIMカードが無効とされますので、注意しましょう。


■APN設定情報

台湾モバイルのインターネット接続に必要なAPN設定は以下になります。

APN:twm or internet
ユーザ名:空白
パスワード:空白

APNは「twm」または「internet」

台湾の携帯電話各社のプリペイドSIMではAPNを「internet」にすると接続することができますので、「twm」よりも「internet」を覚えておいたほうが役に立つかもしれません。

なお、台湾モバイルのSIMカードはAPNが正しく設定されていないと通信を行うことができないため、テザリング時にAPNが切り替わってしまうGALAXY Note 2(SC-02E)を使ってのテザリング利用は不可能でした。

この仕様は、同じ「GALAXY」シリーズでも「GALAXY S4」では「ドコモSIM以外を利用時はAPNが切り替わらない」という仕様に変更になっています。そのため、旧端末もアップデートなどでGALAXY S4の仕様に変更されることに期待したいです。

前回のFar EasTone編でもお伝えしていますが、台湾の3G通信サービスはエリア&通信速度共にかなり快適に使うことができるため、滞在中はホテルなどの固定回線を使わずに、モバイル回線を固定回線代わりにして使っています。

台湾モバイルについてはGALAXY Note 2で使用しており、前述の通りテザリングは使用できないため、パソコンと繋いでの通信は行いませんでしたが、GALAXY Note 2でWebサイトの閲覧や撮影した画像をSNSへ投稿したり、Google Mapsを使っての位置表示や経路検索などの使い方では、通信速度を不満に感じることがありませんでした。


【情報元、参考リンク】
台湾モバイル


記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler

ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。

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