ソニー、スマホと組んで使うレンズスタイルカメラDSC-QX10とQX100を日本で10月25日に発売へ

GAPSIS編集部 2013年9月12日

ソニーは12日、全く新しいジャンルの商品“レンズスタイルカメラ”「DSC-QX10」と「DSC-QX100」を国内で10月25日に発売すると発表した。このレンズスタイルカメラは、「Cyber-shot」シリーズの新商品ではあるが、ファインダー、ディスプレイを持たないカメラだ。

DSC-QX100とスマートフォンをドッキングしたイメージ

代わりにWi-Fi（無線LAN）経由でAndroidスマートフォンもしくはiPhoneと接続し、スマートフォンのディスプレイを見ながらアプリからのリモート操作で撮影できる。

レンズスタイルカメラに無いのはファインダー、ディスプレイ（※バッテリー残量表示はある）のみで、レンズ、CMOSイメージセンサー、イメージプロセッサ、ズームボタン、シャッターボタン、電源ボタン、メモリカードスロット、バッテリーなどの要素は全て搭載されている。

スマートフォンには直接ドッキングしてもいいし、離した状態で使ってもいい。レンズスタイルカメラには三脚用のネジも切ってあり、単体でしっかりと固定することも可能だ。

DSC-QX100には、1.0型の裏面照射型CMOSセンサーとF1.8の大口径のカールツァイスレンズが搭載される。このレンズは「RX100M2」と同等のもので、ボケを楽しんだり、非常に美しい映像を残せる能力を持つ。焦点距離は35mm換算で28-100mmで、倍率でいえば3.6倍までとなる。

本体サイズは約62.5×62.5×55.5mmで、重さは約179g。

左図からわかるようにバッテリー残量を表示する小さなディスプレイがある。

一方のDSC-QX10は、1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーとF3.3-5.9のソニー製Gレンズを採用する。こちらはコンデジ感覚のレンズになる。焦点距離は35mm換算で25-250mmなので、遠くのものや人でもズームして写すことが十分可能だ。

本体サイズは約62.4×61.8×33.3mmで、重さは約105g。こちらはカラーバリエーションが2色で、ホワイトとブラックがある。