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【実機レポート】手に馴染む名機の予感「AQUOS PHONE ss 205SH」

ソフトバンクモバイルの夏モデル発表会でシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE」シリーズのコンパクトモデル「AQUOS PHONE ss 205SH」に触る機会があったので、そのファーストインプレッションを紹介したい。発売時期は6月中旬以降だ。

AQUOS PHONE SS 205SH

AQUOS PHONE ssは4インチ液晶(解像度:854×480)搭載で、横幅わずか約60mmというコンパクトモデルだ。しかし、コンパクトなボディながらバッテリー容量は2080mAhとやや大容量なものを搭載しており、実用性に配慮されている。

このボディサイズはiPhone4/4Sに近いもので、片手で扱いやすいのがいい。いまだにそのサイズ感からiPhone4Sを使い続けている僕は、このあたりがある種、スマートフォンの黄金サイズなのではないか? とも思っている。

iPhone4Sとの違いはボディの厚さなのだが、これは前述の大容量バッテリーを搭載しているためだ。しかし、ラウンドフォルムで丸みがあるため、持ちやすいのがいい。

縦横のサイズはiPhone 4Sに近い
(※背景に「シンプルスマホ」と書かれているが、これはパンフレットの上に載せているだけであり、端末は205SHです)


■クイック起動キーで操作性アップ

このAQUOS PHONE ssの特徴は操作性を上げるために、通常のAndroid端末のスタンダードボタン(「ホーム」、「戻る」などのタッチキー)に加えて、「クイック起動キー」という物理ボタンを搭載していることだ。

このボタンは長押し、短押しで2つの機能を割り振ることが可能で(デフォルトでは短押しがカメラ、長押しがS!メールになっている)、カメラやメールなどのアプリをボタンのワンプッシュで起動することができる。

このボタンはボディの右下に配置されており、左手で持った場合、親指で操作しやすいのがいい。

ボディ右下にある「クイック起動キー」。ボタン1つでよく使うアプリが起動できるのが便利。

「クイック起動キー」には好きなアプリを登録することができる。


■Sweep ON & Shake OFF

スマホの操作のなかで面倒なのが画面オフ状態からの復帰。一度スリープに入ると電源ボタンで復帰させなければならないのが普通だが、片手で持った状態では、通常は電源ボタンを操作しにくいのが面倒だ。

このAQUOS PHONE ssではスリープ状態から、画面を指でスワイプするだけで復帰してくれる。そして、左右にシェイクすると画面表示がオフになる。これらの操作ならば片手で持ったままできるのが便利だ。

シャープではこれを「Sweep ON & Shake OFF」機能と呼ぶが、なかなかに操作性を向上させてくれる機能だ。また、モーションセンサーで検知し、手で持っている間は画面をオフにしない「Bright Keep」機能も便利だ。


■その他

また、放射線測定機能も搭載しており、以前の機種(107SH)が測定に約2分かかったのに対して約1分と測定時間が短縮されているのがいい。

なお、OSはAndroid 4.1で、ネットワークは「SoftBank 4G」に対応し、下り最大76Mbps、Wi-Fi(無線LAN)は2.4GHzのほか5GHzにも対応している。内蔵メモリは1GB RAM/8GB ROMで、カメラはメインが有効画素数約1310万画素、インカメラが約30万画素だ。おサイフケータイと赤外線通信、ワンセグにも対応している。

放射線測定機能のデモ画面

約1分間で測定できる上、測定データの地図表示、カレンダー表示なども可能


■まとめ

CPUにはQualcommのMSM8960(デュアルコア1.5GHz)を搭載し、普通の操作では特にストレスを感じない。

このAQUOS PHONE ssの凄さは、サイズ感がよく、操作性に配慮されているおかげで、ストレスなく自然に使えることだ。Android端末もここまで熟成が進んだかと感心してしまう。

とてもコンパクトなボディ。サイズは約60×122×11.9mm、重さは約119g(暫定値)。 

ラウンドフォルムになっているため、持ちやすい。

防塵には非対応ながら防水には対応している。 

カラーは5色。 

発表会におけるスライド。

(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
ソフトバンクモバイル/AQUOS PHONE ss 205SH製品紹介ページ

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