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撮影後に画像の好きな場所でフォーカスを合わせ直せる不思議なカメラ「Lytro」

米Lytro社は、撮影後にフォーカス調節ができるデジタルカメラ「Lytro」を昨年10月に店頭販売開始した。同社はネット上でのみ発売を発表していたが、発売後の半年間だけでも400,000枚もの写真が同社サイトでシェアされている。残念ながら販売されている地域はオーストラリア、香港、シンガポール、米国など一部の国に限られるが、その他の国からでもLytroのサイトか米国のAmazon.comなどから購入ができる。

Lytro

http://www.lytro.com/store

縦横4.1cm、高さが11.2cmで重さ約214gの小さな懐中電灯のようなシンプルな形状だが、このカメラのすごいところは撮影後にある。Lytroのサイトでも体験できるが(下図でも体験が可能)、写真のフォーカスをいつでもどこにでも変更できる点にある。

左下の写真だと、今は後ろの男性にフォーカスが合っている状態だが、Lytroのディスプレイ上でタップした位置で再フォーカスできる。右下の写真のように手前の女性にフォーカスを合わせることが、後からできる。女性の持っているカップにフォーカスすることも、もちろん可能だ。

好きなところをタップ(クリック)すると四角いマークで示し、そこにフォーカスが移る
(※この画像では実際のフォーカス調整は体験できません。下図では可能です)

USBで接続すると自分のパソコンにインストールした専用のソフトウェアが立ち上がり、写真がLytro社のクラウドにアップロードされる。再フォーカス可能な状態での写真をウェブサイトにタグで埋め込んだり、フェイスブックに投稿したりもできる。もちろん、サイト上でも、閲覧している人が自由にフォーカスを変えることができ、自分だけでなく見ている側にも一つの写真を異なる雰囲気で楽しむことができるようになっている。

下に掲載した画像では実際にフォーカス調整を体験できる。クリックで再フォーカス、ダブルクリックで拡大。もう一度ダブルクリックすると縮尺が戻る。





本格的なカメラとはまた一味違ったユニークな製品で、写真を撮るのがもっと楽しくなるのは間違いないだろう。

Lytroは内蔵ストレージ容量が8GBのモデルが399ドル、16GBのモデルが499ドルだ。


記事執筆者プロフィール
見城りこ

東京OLから一年発起してから海外へ渡り、6年。ロンドンのオフィスでリサーチライターとして活躍中。ITや新しいガジェットに関したテクノロジー関係の記事やレビューなどを担当。

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. 解像度がXGA程度なので面白い玩具の域を脱していない。HD解像度で動画撮影が可能になれば、動画編集時に画像認識でフォーカスを任意に合わせることができるなど、利便性に優れたユニークなビデオカメラになるだろう。(きむらよしひさ)

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