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サムスン電子、「GALAXY Note」の大型版「GALAXY Note 10.1」を発売へ。高度なマルチタスク/マルチスクリーン機能搭載、Photoshop Touchをプリインストール

サムスン電子は6日、一部の国においてAndroid(アンドロイド)タブレット「GALAXY Note 10.1」を8月中をめどに発売すると発表した。GALAXY Note 10.1は、「Sペン」と呼ばれる特殊なスタイラスペンを持ち、それを使った高度なペン入力が可能な端末「GALAXY Note」のシリーズ機種。「10.1」という数字から想像できるように、約10.1インチのディスプレイを持つ端末となっている。

GALAXY Noteの場合は約5.3インチ・ディスプレイだったので、GALAXY Note 10.1はかなり大型化された端末だ。

Sペンは、スマートフォンやタブレット向けに売られている一般的なタッチペンと異なり、ワコムの技術を採用した特殊なペンとなっている。ペンの側面にボタンを備え、このボタンを使うことで様々なアクションができる。加えて、GALAXY Note 10.1では1024段階の筆圧感知も可能だ。そのことから、精彩なイラストを描くことにも適している。

また、一般的なタッチペンと異なり、ペン入力と指での入力を識別することができるので、ペン入力時に画面に指で触れたとしても、指の入力を無視して手書きメモを作成することもできる(対応アプリ)。このため、大きな画面に手を乗せた状態でも問題なくペン入力ができる。まさに紙にペンで書くのと同じスタイルでできる。静電容量方式の画面に対応した一般的タッチペンでは、ペン入力時に手を浮かせる必要があるので、どうしても本格的な手書き入力がしにくい問題がある。

今回のGALAXY Note 10.1では画面が大きくなった分、このSペンの特徴がより活きることになりそうだ。

さらに、Sペン、そして手書き入力を活かせるアプリとして米Adobe Systems製の「Photoshop Touch」がプリインストールされる。これにより画像加工・編集を端末購入時から手軽に行うことができるはずだ。

10.1インチのディスプレイの解像度は1,280×800でパネルは有機ELではなく液晶、OSはAndroid 4.0、プロセッサは1.4GHzのクアッドコアで、内蔵メモリは2GB RAMで、ROMは容量違いで3タイプ用意される。16GB、32GB、64GBだ。ネットワーク対応違いでもモデルが分かれる。3G+Wi-Fi版とWi-Fi版、そしてLTE+Wi-Fi版が用意される。ただし、LTE+Wi-Fi版は2012年末に登場予定だ。

Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz&5GHz)準拠で、Wi-Fi Direct、Wi-Fi Channel Bondingに対応する。Bluetoothは4.0をサポートする。

搭載バッテリーの容量は7,000mAhで、端末のサイズは約262×180×8.9mm。重さはモデルによって異なり、3G+Wi-Fi版が約600g、Wi-Fi版が約597gだ。

そして何といっても高度なマルチタスク、マルチスクリーン機能が魅力だ。これはGALAXY Noteにはなかった機能で、スマートフォン「GALAXY SIII」の「Pop Up Play」などから引き継がれ、大幅に拡張されている。動画を視聴しながら別のアプリを起動、ウェブページを見ながらノートを作成、メールを作成、など画面を2つに分けて様々な処理を行うことができる。

また、マルチスクリーンを便利に使う機能の一つとしてソフトウェア・キーボードのサイズ変更、位置変更が可能という点も挙げられる。キーボードが邪魔で画面が見にくい、といった場合に便利だ。

約6分と比較的長いプロモーション動画だが、下に掲載した動画を見ればGALAXY Note 10.1でできることがすぐにわかるはずだ。



なお、GALAXY Note 10.1はイギリス、アメリカ、ドイツ、韓国から順次販売開始となる予定。







【情報元、参考リンク】
Samsung/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. 超欲しい!日本でも速く発売して欲しいなあ!!!

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