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ドコモ、災害用音声お届けサービスの提供を3月1日から開始へ。パケット通信を利用して音声メッセージを伝えられる

NTTドコモは23日、災害時にパケット通信を利用して音声メッセージを伝えることのできるサービス「災害用音声お届けサービス」を3月1日から提供開始すると発表した。このサービスは震度6以上の地震等、大規模な災害が発生したときに運用を開始するもので、音声通話と比べて繋がりやすいパケット通信網を活かして音声メッセージによる安否確認等をすることができる。

サービスイメージ

昨年3月に発生した東日本大震災の際、音声通話が繋がりにくい状況が長時間に渡り発生したことで、新たな安否確認手段の一つとしてこのサービスが生まれることになった。当時、音声通話は繋がりにくかったものの、パケット通信は利用できたため、メール、TwitterやFacebook、mixiなどのSNSなどのサービスが安否確認手段として活躍した。

しかし、文字情報のみならず家族や知人などに音声でメッセージを伝えたいという要望も大きく、「災害用音声お届けサービス」ではパケット通信を利用してそれを実現する。

使い方はカンタンで、安否を伝えたい方の電話番号を入力すると音声メッセージを録音できる。メッセージは最大30秒のものを20件まで、10日間保存可能だ。音声メッセージが届いた時、送ったメッセージが再生された時は、SMSでのお知らせを受けることもできる。

音声メッセージの送信方法(スマートフォンの場合。iモードの場合はプレスリリース参照)

音声メッセージの受信方法(スマートフォンの場合。iモードの場合はプレスリリース参照)

なお、前述したように大規模災害時に実際の運用が行われるので、その点には注意してほしい。「災害用伝言板」と同じ契機で運用開始される。サービスが運用された場合は、「iメニュー」「dメニュー」のトップページへのバナー表示とNTTドコモの公式ウェブサイト上の「ドコモからのお知らせ」で告知される。

サービスの運用停止条件は、災害発生による音声通話のつながりにくい事象が収束し、音声通話が安定的に利用できる状況に回復したと判断された場合。

利用料金は無料で、申し込みも不要。

音声メッセージの送信に対応する端末はAndroid 2.2以降のOSが搭載されたスマートフォン、もしくは2011-2012冬春モデル「STYLE series」のiモード対応端末9機種となっている。メッセージの受信はAndroidスマートフォン、iモード対応端末の多くで利用できる(一部機種を除く)。

災害用伝言板とあわせて利用していきたい。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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