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ARM、GALAXY SⅡに搭載されたMali-400の最大10倍のグラフィックス性能を持つGPU「Mali-T658」を発表

英ARMは10日(日本時間)、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器向けの最新GPU「Mali-T658」(マリ-T658)を発表した。Mali-T658は、「Mali-T604」をベースにコアを倍増し、開発された最新GPUで、コアの最大数は8になる。さらに、一つ一つのコアあたりの演算パイプラインも倍増され、高いグラフィックス性能を実現した。

旧モデルとの比較では、韓国サムスン電子製スマートフォン「GALAXY SⅡ」などのハイエンド機種が採用している「Mali-400 MP」に対しては最大10倍程度のグラフィックス性能となる。また、クアッドコアGPU「Mali-T604」と比較して4倍程度のGPU演算性能を持つ。Mali-T604はMali-T658以前のモバイル向け最上位GPUなので、いかに高性能かがわかる。

しかし、演算パイプラインとは異なり、テクスチャパイプランは倍増されていない。そのため、Mali-T604とのグラフィックス性能比較では、最大2倍程度にとどまる。

Mali-T604は4コア、Mali-T658では最大8コアと順当な進化を遂げてきている。製造プロセスは28nmプロセスで考えられている。

リリース時期については、10日よりパートナー企業とのライセンスが始まっており、富士通セミコンダクター、サムスン電子などが参加している。Mali-T658を搭載したスマートフォンやタブレットなどの製品が登場するのは2013年後半~2014年辺りになる見込み。先に登場するのはMali-T658の4コア版、続いて8コア版がリリースされる。いずれにしても、一般ユーザーがその性能を手にするのはまだ先の話だ。

なお、対応するグラフィックスAPIは、DirectX 11、OpenGL ES、OpenVGで、コンピュートAPIでは、Open CL、Renderscript、DirectConputeなどとなっている。

【情報元、参考リンク】
ARM/プレスリリース(英文)
ARM/Mali-T658紹介ページ

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