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ドコモ、国産ベースバンドチップ採用のXi対応ハイエンドスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」を発表

NTTドコモは18日、次世代高速通信サービス「Xi」向けに、Android(アンドロイド)スマートフォンを4機種発表した。このうち、富士通製の「ARROWS X LTE F-05D」は、4機種のうち、唯一、国産のベースバンドチップ「さくらチップ」を採用する。国産機種のトレンドである「高性能」「防水」「スリムボディ」を備えており、とても魅力的な製品となっている。発売は12月を予定。

F-05D(カラー:ブルーブラック)

まずは、ハイエンドな仕様から見ていこう。もちろん、通信方式は次世代のLTE(Xi)に対応し、下り最大75Mbps(屋内施設のみ。屋外では37.5Mbps)で通信できる。8台までのWi-Fi機器をつなげられるテザリング機能も使える。LTE対応のドコモの通信サービスXiでは、テザリング利用時の料金アップがないため、重宝する機能だろう。SIMカードの規格はmini UIM(micro SIM)を採用する。

CPUは、高性能なデュアルコアCPUであるTexas Instruments製「OMAP 4430」(動作クロック1.2GHz)を搭載する。本体メモリーは、作業用のRAMが1GB、ストレージ用のFlash ROMが8GB(システム領域含む)。ディスプレイは4.3型のHD液晶(解像度1280×720)と最高クラスのものを搭載した。

F-05D(カラー:マジェンタ)

国産メーカーの製品だけあって、機能も豊富だ。日本の携帯電話固有の、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能はもちろん対応。家電とリンクして、テレビ録画などを再生できるDLAN機能も搭載。海外メーカー製品とは違って、日本の家電特有の暗号化方式DTCP-IPに対応しているため、地デジ放送の録画も再生できる。

カメラ機能も強力だ。暗所に強いために人気がある裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for Mobile」を採用。画素数は約1310万画素。独自の高性能画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」も搭載する。フルHDでの動画撮影も対応する。前面カメラも装備。こちらは約130万画素のCMOSセンサーだ。

最近では、日本メーカーのお家芸になりつつある「防水」機能にも対応。IPX5/8レベルの防水能力を備える。それでいながら、サイズは高さ129×幅64×厚さ9.8mmとスリムボディを実現。ハイスペックとスタイリッシュなボディを両立した。重さは約129g。バッテリー容量は1400mAhだが、急速充電に対応。カラーは、マジェンタ、ブルーブラックの2種類となっている。

記事:吉川敦

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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