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Honeycombは当面タブレット向けOS。将来的にはスマートフォン向けバージョンと統合管理へ

米Googleは昨年12月、Android 2.3(開発コード「Gingerbread」)をリリースし、その後まもなく今年1月にはAndroid 3.0(開発コード「Honeycomb」)を披露した。最新バージョンが2つ、ほぼ同時期に登場したことで若干の混乱を招いた。特にAndroid 3.0の対象機器についてだ。タブレット端末のみなのか、スマートフォンでも利用できるのか?

Android 3.0は一見してわかるように、これまでのバージョンとはUIが一新されており、ディスプレイサイズの大きなタブレット向けに最適化されている。

同社も紹介動画の中で、タブレット向けに作られたOSだと述べている。では、スマートフォンへの搭載はどうなるのだろうか? Honeycombが載ることはないのか? スマートフォン向けOSとしてはAndroid 2.3の次のバージョンは2.4(開発コード「Ice Cream Sandwich」)になるのか? など、各バージョンの対象機器及び今後のロードマップが不透明だった。

しかし、ここにきてTechRadarが同社でAndroidの開発に携わるDave Burke氏からこの件に関するコメントを得たことがわかった。

まず、当面はAndroid 3.0(Honeycomb)はタブレット向けOSになるようだ。ただし、Googleとしてはいつまでもスマートフォン向けとタブレット向けの2系統のOSを走らせるつもりはなく、将来的には2.X系と3.X系を統合・管理する意向だという。それがいつ、どのタイミングで、ということになるのかはわからないが、しばらくの間は2つの系統が共存することになる。

現時点ではスマートフォン向けはAndroid 2.3が最新、タブレットではAndroid 3.0が最も新しいバージョンということになり、Android 2.4がスマートフォン向けの次期最新バージョンになる見込み。とはいえ、この辺りの詳細はGoogleからいずれ発表されるだろう。

下はAndroid 3.0の紹介動画。


【情報元、参考リンク】
TechRadar.com/Honeycomb may never come to mobiles

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