ソニー・エリクソンは20日、2010年第4四半期(10月から12月)及び2010年度通期の業績発表を行った。その中で同社はAndroidを搭載したスマートフォン「Xperia」シリーズの出荷台数が900万台を超えたことを明かした。あくまでもシリーズ全体となるため、「Xperia X10」(日本ではNTTドコモから「Xperia(SO-01B)」として販売)だけでなく、「Xperia X10 mini」「Xperia X10 mini pro」など複数モデルを合わせた数字だ。それでも素晴らしいセールスだったことに変わりない。
また、2010年第4四半期の業績は携帯電話端末の販売台数が1,120万台、売上高が15億2800万ユーロ、売上総利益率が30%、平均販売価格が136ユーロとなっている。前四半期(7月から10月)と比べると売上高が7,500万ユーロ減、平均販売価格が18ユーロ減となっており、やや予想を下回った格好だ。ロイター通信によればアナリストの予想平均は売上高18億2000万ユーロだったという。そのため発表後の株価は続落している。
とはいえ前四半期に続き利益を計上している。前四半期は6,300ユーロの営業利益、今四半期は3,900万ユーロだ。一昨年まで苦しい時期を過ごしてきた同社だが、4四半期連続での利益計上を達成した。その原動力となったのがAndroidを搭載したスマートフォン各機種で、Xperiaシリーズが躍進した賜物だ。同社は2010年度通期に4,310万台の端末を出荷。割合でみるとXperiaシリーズは約21%、もしくはそれ以上を占めることになる。今後もソニー・エリクソンはAndroidプラットフォームへの注力姿勢を示しており、2011年度はより大きな割合をAndroid搭載機種が占めることになるかもしれない。
通期の業績に話を戻すと、売上高は62億9400万ユーロ、売上総利益率は29%、営業利益は1億5900万ユーロ、平均販売価格は146ユーロとなった。
同社の社長兼CEOを務めるバート・ノルドベリ氏は次のように述べている。
「2010年度はソニー・エリクソンにとって、回復の年でした。4四半期連続で利益を計上したことは、アンドロイド搭載スマートフォンに注力する戦略の成功を物語っています。ソニー・エリクソンは今年、設立10周年を迎えます。最近発表したXperia arcに代表されるように、今後も最もエンタテインメント機能が充実したスマートフォンを全世界で販売することに注力していきます」
業績発表の最後に同社は2010年における世界の携帯電話端末市場での推定シェアを記している。数量ベースで約4%、金額ベースで約6%だったという。
【情報元、参考リンク】
ソニー/ソニー・エリクソンの 2010年度第4四半期及び 2010 年度通期連結業績概要(PDF)
ロイター通信/ホットストック:ソニー<6758.T>が続落、ソニー・エリクソンの決算が予想下回る
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