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HTC、自社製スマートフォン向けに独自のアプリストア開設へ向けて準備開始か?

台湾HTCが自社のスマートフォン向けに独自のアプリストアを開設するための準備を開始したとの報道が流れている。Financial Timesは8日、HTCが電子書籍やアプリの配信を手掛けるオンラインストアの開設に向け、スタッフの雇用を開始したと報じた。Financial Timesはこれらの動きに関わっている2人の関係者から情報を入手。

情報源の2人による話は細かい部分では食い違いも見られるが、基本線では同じ。HTCが独自のマーケットを準備中だという点だ。扱うコンテンツには電子書籍のほか、アプリが含まれるようだ。それ以外の種類のコンテンツについては現時点では不明。しかし、最終的にはこれら以外にも動画コンテンツなども加えられることになるかもしれない。

HTCは独自マーケット開設に向け、すでに少数のスタッフの新規雇用を開始したとされている。しかも、既存の従業員も含め世界規模で100人程度をこのプロジェクトに配置する方針だという。

Androidアプリに関してはGoogleのAndroid Marketの他、通信事業者が運営する独自マーケット、端末ベンダーが運営するマーケット、サードパーティ製のものなど、実に多種多様な市場が存在し、現在進行形で増えている。もはや乱立状態といって過言ではない状況だが、全てのプロジェクトが失敗するとも限らず、また、ユーザーにとってはコンテンツの入手手段が増えることにもなる。だが、多数のマーケットへアカウントを作らなければならないことは、ユーザーにとっては明らかに面倒な話でもあり、2、3年後には状況も変わっているかもしれない。しかし、今はアプリマーケットの厳しい競争時代が始まったばかりであり、当面はHTCに限らず、メーカーの独自運営マーケットも増えていくことだろう。

とりあえずはHTCのマーケットへの動きに注目したい。特に日本ではソフトバンクモバイルのユーザーにとっては気になる動きだろう。

【情報元、参考リンク】
Financial Times/HTC to target online app store
Photo: free_programmer.

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