DeNA、スマートフォン用3Dコンテンツ開発に向け、HI、インタラクティブブレインズと提携

株式会社ディー・エヌ・エー（以下、DeNA）は15日、スマートフォン市場において世界No.1のクオリティとユーザ数を誇る3Dコンテンツの開発・提供を目指し、株式会社エイチアイ（以下、HI）、株式会社インタラクティブブレインズと協業体制を構築することを発表した。具体的には次世代3D環境の開発や環境構築・推進における提携となる。

この提携に合わせ、HIは12日開催の取締役会において、DeNAを割当先とする、第三者割当により発行される株式の募集を行うことについて決議し、DeNAがHIの発行済み株式数の5.2％を取得する予定であることも明らかになった。加えて、DeNAはインタラクティブブレインズの発行済み株式の一部も取得する計画。

3社による協業体制構築の目的は次の3点（プレスリリースより抜粋、文体修正）。

1. Web3次元機能による次世代3D環境の構築と推進

• 2011年にFlashベース、2012年にHTML5ベースの3D環境（開発・利用）を目指す。
• PC環境を皮切りにスマートフォン環境への展開を推進し、コンテンツプロバイダがワンソースでマルチデバイス開発が可能な環境を広げていく。
• 様々なデバイスにおいて、ビジュアルと操作性を備えた最先端のユーザインターフェイスと美しい3Dグラフィックスを実現する。

2. 3Dデータを活用した新世代ソーシャルアプリ環境の構築と推進

• SNSゲームの高機能化、3DゲームコンテンツプロバイダのSNSゲーム参入に適合する高機能かつ低コスト開発が可能な、次世代ソーシャルアプリ構築環境の実現と推進を図る。

3. グローバルな高品質アバターアイテム制作プロセスの構築と展開

• インタラクティブブレインズとエイチアイの生産体制とノウハウを元に、クオリティが高く、新規性に富んだアバターアイテム制作環境をグローバルに構築。

協業体制構築によって、3Dコンテンツに関してアーキテクチャ設計から3Dソーシャルゲームエンジンの開発、ミドルウェアへの組み込み、ユーザへのサービス提供までを一気通貫で実現し、ユーザニーズをスピーディーに反映したコンテンツの提供が可能となる、とされている。DeNAが運営するモバゲータウン上のモーションアバターもよりリッチになるようだ。

【情報元、参考リンク】
DeNA/プレスリリース