WeTabは11.6インチの大型高精細ディスプレイを搭載し、OSにはMeeGoをベースにした「WeTab OS」を採用。MeeGo自体がLinuxベースであることに加え、様々なプラットフォームの環境を統合しているため、WeTabでは多種多様なアプリを動作させることができる。公式に対応が発表されているのはLinux、MeeGo、Java、Android、Adobe AIRなどだ。一風変わったオープン・プラットフォーム端末ということになる。内蔵ストレージと対応ネットワーク違いで2つのモデルが用意される。16GBモデルは3G無し、Wi-Fiありで449ユーロ(約49,339円)、32GBモデルは3G+Wi-Fi(SIMロックフリー)で569ユーロ(約62,526円)だ。
そもそもWeTabは4月12日にNeofonieから「WePad」の名で発表された端末で、その後「WeTab」に改名された。また、当初はAndroidタブレットと謳われていた。ところが、最終的にMeeGoベースの「WeTab OS」に変更されている。
WeTab OSのUIは非常に洗練されている。それは下に掲載した動画をご覧頂いてもわかるはずだ。UIの良さ、スペックの高さ、オープン・プラットフォームなどの特長により、予約の段階で人気が高まっており、すでにある程度の台数が捌ける見込みが立っているようだ。
ディスプレイはマルチタッチに対応し、解像度は1366×768。USB端子、HDMI出力端子を装備し、サイズは288×190×13mmで重さが約800g。大きさはA5とA4の中間的といったところか。まるでノートPCのようなサイズだが、タブレットなので物理キーボードはない。その他のスペックはCPUが1.66 GHz Intel Atom N450、内蔵メモリが1GB、外部メモリとしてSDカードスロットを搭載、カメラは1.3メガピクセル。専用の電子書籍リーダーアプリ「WeMagazine」をプリインストール。WeMagazineではePub、PDF、TXT、Mobipocket、WeBook-Premiumなどのフォーマットを扱うことが可能。また、ウェブブラウザはHTML5、Adobe Flash Playerに対応。GPSや加速度センサー、Bluetoothなども備えている。
基本的には考えうる限りの仕様を詰め込んだタブレットと言える。Amazon.deでは16GBモデルが既に売り切れ、32GBモデルの予約が残っている。
下にハンズオン動画、デモ動画などをいくつか掲載しておきたい。
主なスペックは次の通り。
- OS:WeTab OS(MeeGoベース)
- ディスプレイ:11.6インチ液晶(1366 x 768)、静電容量方式タッチパネル。マルチタッチ対応
- プロセッサ:1.66 GHz Intel Atom N450
- 内蔵メモリ:1 GB RAM
- 内蔵ストレージ:16GB or 32GB
- 外部メモリ:SDHC(最大:32GB)
- カメラ:1.3メガピクセル
- 外部接続端子・スロット:USB(2個)、オーディオ出力、SDHCカードスロット、SIMカードスロット、HDMI端子
- 対応アプリ:WeTab Meta-Store、Java、Android、Adobe AIRなど
- 対応ネットワーク:3G(UTMS/HSDPA)*32GBモデルのみ
- Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n
- 電子書籍リーダー:WeMagazine
- 電子書籍対応フォーマット:ePub、PDF、TXT、Mobipocket、WeBook-Premiumフォーマット
- その他の特徴:Adobe Flash Player 10.1、Adobe AIR対応、HTML5対応、Bluetooth搭載(2.1+EDR)、GPS(3Gモデル)、加速度センサー
*Androidアプリの入手にAndroid Marketを利用できるのかどうかなど、詳細は不明。詳細判明次第追って報告予定。
【情報元、参考リンク】
WeTab公式サイト
Amazon.de/WeTab
SlashGear/WeTab MeeGo tablet launch confirmed for Sept 21st [Video]