デュアルコアCPU搭載と目されるハイスペック端末「HTC Glacier」の存在が現実に登場？

GAPSIS編集部 2010年8月5日

現時点でのAndroidスマートフォンのハイスペックモデルはQualcomm Snapdragon 1GHzのプロセッサを搭載したものが最上位に位置しているが、僅か半年後にはデュアルコア・プロセッサ搭載モデルが登場するとの噂が絶えない。そして、その候補と考えられる新たな端末名が浮上している。「HTC Glacier」だ。台湾HTC製のハイスペック端末と見られるこのモデルの名が、端末のベンチマークサイト「GLBenchmark」に掲載されていることが明らかになっている。端末のテストデータを上げた者は米通信事業者T-MobileのMike Bibik氏のようだ。同氏は過去にも端末のテストデータをこのサイトに上げたことがある。

HTC GlacierはこれまでT-Mobile向けの端末「Project Emerald」として噂されてきたものだと指摘する声もある。

また、全く新しい端末だと考える意見もある。いずれにしても現時点ではこの端末がどのようなものかは全くわかっていない。名称についても最終製品名かどうかは不透明だ。わかっている事はただ一つ。この名称の端末がベンチマークサイトに掲載され、ハイレベルのスコアを記録していることだ。

北米で販売されているHTCのハイスペック端末「HTC EVO 4G」のCPUベンチテストのスコアが516 framesであるのに対し、HTC Glacierは1,432 framesを記録している。この数値を記録するには、年末から来年初頭にかけて各社からリリースされる可能性があると噂されるデュアルコアCPUを搭載した端末でなければ不可能だろう、という声から冒頭の予想に繋がっている。

可能性としては1.2GHzのデュアルコアCPUが搭載されているのではないか、との噂だ。

しかし、あくまでも推測に過ぎないため、実際のところは不明だ。それでも、圧倒的なスコアを記録したこの端末の存在は今後注目されていくだろう。続報を待ちたい。