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富士通もAndroidスマートフォン市場に参入。第一弾モデルはNTTドコモ向けに2011年度投入予定

シャープ、NECカシオに続き富士通もAndroidスマートフォン市場に参入することが8日のSankeiBizの報道から明らかになっている。同紙によれば富士通は7日、Androidを搭載したスマートフォンをNTTドコモ向けに投入する計画を明かしたという。

NTTドコモといえば、山田隆持社長が先日、今冬に7機種前後のスマートフォンを投入すると明かしたばかり。NTTドコモはスマートフォン市場でのシェア拡大へ力を入れており、富士通の端末も同社が推し進める戦略における強力な武器の一つになるだろう。ただし、富士通の第一弾端末の発売時期は2011年度の予定。一般ユーザーが手にできるのはまだ随分と先の話になる。

また、富士通はAndroidスマートフォンを海外市場に打って出るための足がかりにする方針のようだ。海外市場で戦うためには必然的にハイスペックにするか、本当に魅力的な特徴を備えさせる必要がある。そうでなければAndroid市場で先行するMotorola、HTC、サムスン電子、ソニー・エリクソンらに対抗することはできないだろう。それだけに海外市場を狙う戦略機種としての位置づけが真剣なものであればあるほど、魅力的な端末になる可能性が高く、期待したいところ。

ちなみに現在の国内市場では国内メーカーのAndroid搭載携帯電話端末はシャープの「IS01」のみ。同種の端末「LYNX(SH-10B)」もNTTドコモ向けに7月に発売予定だが、それを合わせても2機種に過ぎない。だが、NEC、カシオ、日立の3社連合であるNECカシオもシャープの後に続こうとしている。彼らもAndroid搭載スマートフォンの開発を進めていることが明らかになっている。

今回の富士通の参入はシャープ、NECカシオに続く3件目の例となる。実際に端末が投入される順序もおそらくNECカシオの後になるだろう。早くて来年の春モデルだろうか。

これら3つの国内メーカーから端末がリリースされることでAndroidスマートフォン市場は今以上に盛り上がり、ユーザーの選択肢も増えるはずだ。

なお、来年発売になる時の端末メーカー名は純粋な富士通ではなく、東芝との事業統合会社になるはずだ。富士通と東芝は10月を目処に携帯電話事業を統合することで基本合意しているからだ。

【情報元、参考リンク】
SankeiBiz/富士通も「アンドロイド」携帯を投入 ドコモ向けに11年度

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