Verizon、Googleと共同開発中のAndroidタブレット、近日中に発表との噂

米Appleのタブレット「iPad」に沸くこの頃だが、ライバル企業も着々と対抗端末の開発に取り組んでいる。その中で米通信事業者Verizon WirelessがGoogleと共にAndroidタブレットを開発していることを明らかにした。搭載されるOSのバージョンや詳しいスペック、製造メーカーなどは不明だが、これらの点が近日中、早ければ今週末にも発表されるとの噂だ。近日と言えば、来週にはGoogleの開発者向けイベント「Google I/O」も迫っている。今後1週間でAndroidやGoogle関係で非常に多くの発表や情報流出があるかもしれない。

VerizonがAndroidタブレットを開発していることがわかったのは、同社のCEO、ローウェル・マカダム氏のコメントによる。同氏は11日、VerizonがGoogleと共同してiPad対抗タブレットを開発していることを明かした。

Verizonといえば「Motorola Droid」「HTC Droid Eris」「HTC Droid Incredible」など多くのAndroid端末を揃え、実際にヒットを飛ばしている。これらのラインナップにAndroidタブレットまでが加わるとなると、同社のAndroid戦略はより強固になるだろう。

タブレットのよさはディスプレイの大きさもあるが、スマートフォンよりも筐体が大きいためにスペックを高めやすいことが挙げられる。おそらくAdobeが開発中のFlash Player 10.1も完璧に動くだろう。先日Nexus One上で動くFlashのデモ動画が公開されたが、再生する動画によっては若干スムースさに欠けるように見える印象もあった。もちろん正式リリース版ではなかったので、最終的にスマートフォンでも完璧に動くかもしれないが、タブレットならばまず問題ないだろう。

週末にあるかもしれないという情報リリースを楽しみに待ちたい。