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【せう先生のスマホ講座】第44回:2016年夏モデルのオススメ機種を選んでみた

GAPSISをご覧の皆様、「せう」です。こんにちは。過ごしやすい陽気が続いています。このまま梅雨とか夏とか来なければいいのに、と思ってしまいがちですが、季節の変化があるからこそ楽しめることもあるのだと考えると、思いはやや複雑です。

<▲図:以前と比べると、ちょっとさみしいドコモのラインアップ……? ©Disney>

それはさておき、NTTドコモ(以下、ドコモ)が5月11日に2016年夏モデルを発表しましたが、スマートフォンのラインナップは5機種と、ひと昔前と比べると減ってしまいました……。

au(KDDI・沖縄セルラー電話)とソフトバンクは発表会をまだ行っていませんが、記事掲載現在でauは2機種、ソフトバンクは3機種の2016年夏モデルを報道発表しています。なお、KDDIは5月31日に「au発表会 2016 Summer ~Change!~」を開催する予定なので、追加の新機種が出る可能性が極めて高い状況にあります。

<▲図:auは発表会前に2機種を先行発表>

<▲図:ソフトバンクは3機種を発表するも、発表会の音沙汰はなし>

こんな状況で決めるのも何ですが、2016年夏モデルのオススメ機種を数機種上げてみたいと思います。


■Galaxy S7 edge
※ドコモ版:SC-02H / au版:SCV33

現状で一番オススメしたい機種は、Samsung Electronics製の「Galaxy S7 edge」です。Samsungのフラッグシップスマホも、もう第7世代です。夏モデルですが、ドコモとauからすでに5月19日に発売されました。

<▲図:10万円近い価格ながら、納得の行くフラッグシップスマホです!>

画面の両端が湾曲した「エッジスクリーン」はもちろんですが、3波キャリアアグリゲーション(CA)によるより安定した通信、一眼カメラと同じ技術を使ったメインカメラ、より処理効率を高めた「Snapdragon 820」プロセッサー(※)など、「2016年夏モデルのフラッグシップ」と呼んでも過言ではないハイスペックぶりです。先代の「Galaxy S6 edge」も総合的に良い出来のスマホでしたが、そこで課題となったことを堅実に解決していることも好印象です。

ただし、税込みで10万円近い価格(※記事執筆時点)がネックです。実質負担額でも結構高いですから、おいそれと買えるものでもありません。もっとも、Galaxyシリーズの端末はOSバージョンアップを手厚くやってくれますから、2年どころか少なくとも3年は普通に使えるでしょう。

※Galaxy S7 Edgeのプロセッサーは、仕向国によってSamsung製の「Exynos 8890 Octa」かQualcommの「Snapdragon 820」のいずれかを採用しています。主に、仕向国の携帯電話ネットワーク環境に応じて使い分けているようです。

ドコモオンラインショップでGalaxy S7 edgeのページを見る
au Online Shop


■arrows SV F-03H(ドコモ)

ドコモの2016年夏モデルで、唯一ミドルレンジモデルとして登場するのが、富士通コネクテッドテクノロジーズ製の「arrows SV F-03H」です。2015年冬モデルとして登場した「arrows Fit F-01H」からコンセプトを継承しつつ、側面にアルマイト加工されたアルミフレームを採用し、見た目の安っぽさを一掃しています。

<▲図:既視感は否定できないが、安定して使えるミドルレンジスマホ!>

また、ディスプレイは有機ELからIPS液晶に変更され、炎天下での視認性を高めています。さらに、ミドルレンジながらarrowsとしては過去最高の500万画素のインカメラを搭載して自撮り力を向上しています。メインカメラも1310万画素に向上しています。

指紋認証機能がなくなったのが少し残念ですが、「スマホの性能はそこそこでいいけど、安っぽさのないのがいい」という人には結構お勧めです。

ドコモオンラインショップでarrows SV F-03Hのページを見る


■DIGNO F(ソフトバンク)

ソフトバンクの2016年夏モデルとして登場する京セラ製の「DIGNO F」。先に紹介したarrows SV同様、こちらもミドルレンジモデルですが、タフネス携帯電話の先駆けらしい頑丈な作りが大きな特徴です。軍手や冬に使う厚手の手袋をしていても操作できるモードを搭載しているほか、水ぬれ時の操作感を改善していることが大きな特徴です。

<▲図:とにかく頑丈なスマホが欲しい人にはピッタリ!>

「結構ヘビーな環境で使うけど、それっぽくないスマホがほしい」「タフネススマホ欲しいけど、値段がネックなんです……」という人にはお勧めです。

ソフトバンクオンラインショップでDIGNO Fのページを見る


■Xperia X Performance
※ドコモ版:SO-03H / au版:SOV33 / ソフトバンク版:Xperia X Performance

ソニーモバイルコミュニケーションズの新しいXperiaフラッグシップモデル「Xperia X Performance」は、2016年夏モデルで唯一3キャリアが取り扱います。

<▲図:唯一の3キャリア制覇スマホ!>

アウトカメラ(メインカメラ)の動体追尾オートフォーカスが強化されたことと、インカメラもオートフォーカスできることが大きな特徴です。ただし、4K動画撮影を“あえて”非対応にしています。従来のXperiaの開発方針から変わったことの影響です。

海外モデルでは背面のフルメタルが特徴でしたが、日本向けモデルでは3波キャリアアグリゲーション時の通信品質を優先したために背面の下部が樹脂素材となりました。デザイン面では少し残念ですが、通信品質を優先する観点では大歓迎な仕様変更となっています。

Galaxy S7 edgeはもとより、従来のXperia Zシリーズと比べると「とがった」部分はかなり減りましたが、「安定・安心して使えるハイスペックスマホが欲しい」という人には間違いなく安牌です。

ドコモオンラインショップでXperia X Performanceのページを見る
au Online Shop
ソフトバンクオンラインショップでXperia X Performanceのページを見る


ということで、個人的にオススメな機種を4つ挙げました。

一部は、既に発売済みですし、発売前の機種でもキャリアショップなどにはすでに展示されていますから、ぜひとも手に取って試してみて下さい!

【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ
au Online Shop
ソフトバンクオンラインショップ


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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