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WiMAX 2+のCAは9月末までに全国エリア化予定。WiMAXユーザーがWiMAX 2+に機種変更するとギガ放題プランが2年間、月額3696円になる「ギガヤバ 移住計画」も実施

UQコミュニケーションズは27日、「WiMAX 2+」における「キャリアアグリゲーション」(以下、CA)のエリア対応を、9月末をめどに完了させる予定だと発表した。CAのエリア対応は2月に栃木県の真岡市を皮切りにスタートし、現在も進められているが、大都市など人口が多い場所はまだまだエリア対応が進んでいない状況となっている。

しかし、9月末までには全国エリア化が完了する予定にあるようだ。

CA対応は、WiMAXで使っている30MHz幅の周波数のうち20MHz分をWiMAX 2+に切り替えることで実現している。WiMAX 2+はこれによって使える周波数帯が20MHz増えるので、合計で40MHz幅を使えることになり、20MHz+20MHzでCAを行う。CAというのは、複数の周波数帯で同時に通信を行うことで通信速度を向上させる技術で、WiMAX 2+では20MHz幅と20MHz幅、2つの周波数帯で同時通信して速度を上げている。

逆に、WiMAXは周波数を20MHz幅失うので、速度が落ちる。CAに対応するエリアはWiMAXの周波数帯は3分の1になっているので、WiMAXは下り最大40Mbpsから13.3Mbpsになる。この点には注意が必要だ。

このこともあって、UQコミュニケーションズはWiMAX 2+に非対応の古いWiMAXルーターを使っている方に、WiMAX 2+対応ルーターへの機種変更を促し、無料で変更できるキャンペーンなどを実施しているが、今回新たなキャンペーンが追加された。

それが「ギガヤバ 移住計画」だ。

このキャンペーンでは、WiMAX 2+非対応機器を使っている方がWiMAX 2+対応機器へ機種変更した場合、WiMAX 2+による高速通信が毎月使い放題の料金プラン「UQ Flat ツープラス ギガ放題」が2年間に渡って、月額3,696円になる。通常は月額4,380円なので、随分おトクになる。

しかも、このキャンペーンは2月20日以降にWiMAXからWiMAX 2+機器に変更した方にも適用されるので、もう変更してしまった、という方も安心だ。

ただし、キャンペーンを利用するには9月末までに機種変更する必要があるので、現在もまだWiMAXルーターを使っている方でキャンペーンを利用したい場合はそれまでに行おう。

また、このキャンペーンはUQコミュニケーションだけでなく、MVNO各社でも実施される予定。ニフティ、GMOとくとくBB、ソネット、ビッグローブなどでも実施されるものと見られるが、内容が異なる可能性もあるとのことだ。

ちなみに、CAで実際にどれくらい速くなるのか? というのは本日もしくは明日を目処に測定レポート記事を公開予定なので、そちらを参照してほしい。

下に掲載したのはギガヤバ移住計画に関する発表動画。



【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ/プレスリリース
UQ WiMAXオンラインショップ
@nifty WiMAX2+
GMOとくとくBB WiMAX2+
BIGLOBE WiMAX 2+
So-net モバイル WiMAX

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