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サムスン電子、4コア1.4GHz CPU搭載スマートフォン「GALAXY SⅢ」を発表。インカメラを活かしたSmart stayや音声コントロールなども特徴

GALAXY SⅢ
サムスン電子は3日(英国時間)、英ロンドンで開催した商品発表イベント「Samsung Mobile Unpacked 2012」において、同社のスマートフォン・ラインナップにおいて2012年度のフラッグシップモデルにあたる新商品「GALAXY SⅢ(ギャラクシー・エス スリー)」を発表した。

同社のスマートフォン・ラインナップには多種多様なモデルが存在するが、「GALAXY S」シリーズのナンバリングモデルはこれまでの各年度においてフラッグシップ・モデルの位置づけで販売されてきた。新たに登場するGALAXY SⅢも2012年度のラインナップにおける最重要戦略商品であり、現時点で考え得る限りのハイスペック・ハードウェアで構成され、ソフトウェア面でも様々な施策を投入している。

まず、OSはAndroid 4.0(開発コード「Ice Cream Sandwich」)、ディスプレイは約4.8インチ、解像度1,280×720のHD Super AMOLED(スーパー有機EL)、プロセッサは同社製のクアッドコア・プロセッサ Exynos 4 Quadで、1.4GHz駆動となっている。内蔵メモリは1GB RAMで、ストレージは16GBもしくは32GB、64GBのいずれか。さらに、最大64GBまで対応のmicroSD/microSDHCカードスロットも搭載される。

対応する基本ネットワークはGSM、HSPA+で、LTEは市場によって搭載/非搭載モデルが異なる。Wi-Fi(無線LAN)については、IEEE802.11a/b/g/n、WiFi Directを利用できる。Bluetoothは4.0をサポートし、Low evergy technologyにも対応する。ほか、近距離無線通信機能NFC(Near Field Communication)にも対応。

カメラは背面と前面の2基構成で、背面メインカメラは8メガピクセル、前面のインカメラは1.9メガピクセルとなっている。

バッテリーの容量は2,100mAhと、一般的なスマートフォンとしては最大規模の容量を備える。端末のサイズは約136.6×70.6×8.6mmで、重さは約133g。

クアッドコア・プロセッサ、高解像度の有機EL、大容量バッテリーを搭載するなど、ハードウェア面において先進的な特徴を備えるGALAXY SⅢだが、ソフトウェア面/機能面でも旧モデル群とは異なるものを新たに搭載している。

まず、前面のインカメラを活かした「Smart stay」機能がある。これは、ユーザーが画面を見ているとき、不意にスリープに入ってしまうことを防ぐ役割を果たしてくれる。インカメラでユーザーの顔/目を捉え、仮にユーザーが端末を操作していない状態であっても、電子書籍やウェブページなど、画面を見ている/閲覧中であることが確認されれば、本来はスリープに入る時間であってもそのまま画面を表示し続けてくれるサポート機能だ。

さらに、「Smart Alert」機能という着信お知らせサポート機能がある。これは、不在着信や新着メッセージなどがある場合に、端末を手に持ったときに振動して伝えてくれる機能。通知を見逃す、という事態を避けることができるはずだ。

ほかにも、「S Voice」と呼ばれる音声コントロール機能を搭載する。これは、米Appleのスマートフォン「iPhone」で利用できる「Siri」に似た機能で、いくつかの機能を音声入力によってコントロールすることができるもの。例えば、音声で電話を掛けたり、メールを作成・送信したり、カメラを起動したり、などの操作が可能だ。

「S Beam」と呼ばれる転送機能もある。これは、NFCとWi-Fiを利用した機能で、他の端末とNFCを介してペアリングをした状態であれば、その端末間でWi-Fiを介して高速でのデータ転送が可能な機能。

GALAXY SⅢ購入者向け特典も用意される。

米Dropboxとの連携によるもので、GALAXY SⅢの購入者はオンラインストレージサービスDropboxにおいて、無料アカウントのままで最大50GBまで容量を増やすことができる(2年間有効)。

なお、GALAXY SⅢは、グローバル展開され、欧州では5月末より販売開始となる予定。











【情報元、参考リンク】
Samsung/プレスリリース

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