欧州では100万以上の事前予約と好調のSamsung Galaxy Sが米国で6月29日に発売か？

GAPSIS編集部 2010年6月9日

世界110の国と地域での販売が計画されている韓国サムスン電子のAndroidスマートフォン「Samsung Galaxy S」の韓国、米国での発売が間近に迫っている。韓国ではサッカー韓国代表を招いたPRイベントも開催され、また、8日には改めて発表会が開催されている。そして、巨大市場である米国に向けてもプロモーション・サイトが公開され、通信事業者Verizon Wirelessから29日に発売されるのではないか、との噂だ。

Galaxy Sの販売計画は欧州、韓国、米国、その他世界中の各地域、という順になっている。日本での発売は秋以降と発表されている為、遅い部類に入る。また、米国では4つの通信事業者から販売される予定と噂されており、一般消費者は通信事業者に左右されずに端末を選ぶことのできる環境が提供される見通しだ。

とはいえ、通信事業者によって発売時期にはズレがあり、Verizonが6月29日、T-Mobileが7月21日、AT&TとSprint Nextelは今年後半と見られている。

Galaxy Sが先行販売された欧州ではAFP通信によれば100万件以上の事前予約があったという。すでに大ヒットの予感だ。韓国でも通信事業者SK Telecomから今月中に発売予定で、米AppleのiPhone 4とどこまで戦うことができるのか注目されている。

日本国内ではSamsungのブランド力の弱さからセールスで苦戦する可能性が考えられるが、それでもNTTドコモから発売されるハイスペックAndroidスマートフォンとして期待感は高い。国内でのセールスを占う上でも欧州、韓国、米国における状況を追っていきたい。