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ドコモのWi-Fi「d Wi-Fi」が12月改定へ。ドコモ回線契約のない方は都度ログインのサービスへ

NTTドコモ(以下、ドコモ)は9日、公衆無線LANサービス「d Wi-Fi」を12月に改定予定だと発表した。合わせて、ドコモの回線契約のない方が公衆無線LANサービスを利用できる新機能「d Wi-Fi都度利用機能(仮称)」を提供開始することを明らかにした。

<▲画像:「d Wi-Fi」>

以下、それぞれ詳しく見ていきたいと思う。

まずは6月9日時点での「d Wi-Fi」の利用条件を見ていく必要がある。現行のサービスでは、ドコモの回線契約がなくとも、回線契約があるユーザーと変わらず「d Wi-Fi」を利用できる。必要な条件は「dアカウント」と「dポイントクラブ」及び「dポイントカード」のみだ。すなわち、基本的にdアカウントとdポイントカードの利用者であれば「d Wi-Fi」を使える、ということになる。

必ずしもドコモのスマートフォンなど携帯電話回線のユーザーでなくとも構わない。

ところが2025年12月に予定されている改定では、利用条件にドコモの回線契約が新たに加わる。今までと同じような内容で「d Wi-Fi」を使うにはドコモのスマホなど携帯電話のユーザーである必要があるわけだ。

この条件が追加されるため、ドコモの回線契約がない方は、改定のタイミングで「d Wi-Fi」が自動解約となる。一方、ドコモの回線契約者であれば改定後も特に気にせず、今まで通り「d Wi-Fi」を利用できる。

だが、自動解約となるユーザーでも継続利用したい方は大勢いると思う。

その救済措置となる機能が新たに提供される。それが「d Wi-Fi都度利用機能(仮称)」だ。

「d Wi-Fi都度利用機能(仮称)」は、12月の時点で「d Wi-Fi」を契約中の方には12月から提供されるが、そうでない方には2026年度中に提供開始になるという。ドコモの回線契約のない方で、将来的に「d Wi-Fi」の利用を希望する場合、12月までに一旦加入しておいた方がいいだろう。

そして「d Wi-Fi都度利用機能(仮称)」が提供開始となった暁には、ドコモの回線契約がなくともWi-Fiを利用できるわけだが、仮称に「都度」とあるように接続のたびにログイン処理を行う必要がある。要するに、一般的に広く提供されている公衆無線LANサービスと同じような形態だと言っていいだろう。

加えて、1日に利用できる接続回数、接続時間にも制限がある。この辺りも一般的な公衆Wi-Fiサービスと同様の形式だ。

情報元、参考リンク
NTTドコモ/プレスリリース
NTTドコモ/d Wi-Fi公式ページ

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