Androidニュース&アプリ情報メディア

ソフトバンクが2019年夏モデルを発表!Xperia 1、AQUOS R3、arrows U、LG K50、Lenovo TAB5、かんたん携帯10、Pocket WiFi 802ZT

ソフトバンクは10日、「SoftBank(ソフトバンク)」通信サービスにおける2019年夏モデルの新製品を発表した。現在は時期的に通信キャリアの夏モデル発表のタイミングだが、NTTドコモ(以下、ドコモ)、auに先駆けての発表となった。


今回の夏モデルはAndroidスマートフォンが「Xperia 1」「AQUOS R3」「arrows U」「LG K50」の4機種、Androidタブレットは「Lenovo TAB5」、Androidケータイは「かんたん携帯10」、モバイルWi-Fiルーターは「Pocket WiFi 802ZT」となっている。合計で7機種だ。

スマートフォンはXperia 1とAQUOS R3がハイエンド、arrows Uがミドルエンド、そしてLG K50がローエンドということで、少ない機種ながら綺麗に棲み分けできている。ハイエンドを求める方はXperia 1かAQUOS R3の2択となる。

もう少しラインナップが多いと選ぶ楽しみが出てくるが、逆に多すぎても選びにくいので、ちょうどいいと言えばちょうどいいかもしれない。また、ソフトバンクはGoogleの最新スマートフォン「Pixel 3a」と「Pixel 3a XL」も取り扱うので、それらも選択肢になると思う。Pixel 3aシリーズについてはこちらの記事を参照してほしい。

以下、各機種を紹介していきたい。

<AQUOS R3>


・メーカー:シャープ
・発売日:5月下旬以降
・予約受付開始日:5月17日
ソフトバンクオンラインショップ

シャープの最新フラッグシップモデルとして登場するのがAQUOS R3。新開発の「Pro IGZO」ディスプレイを採用する。6.2インチで解像度は3,120 x 1,440ドット。ハイスピードIGZOと同じく120Hz駆動も魅力だし、従来パネルと比べて約2倍の明るさを実現し、HDR映像を忠実に再現できるという。

また、屋内と屋外の行き来の時に便利な「アウトドアビュー」が搭載される。この機能は周囲の明るさやコンテンツに合わせて自動的に輝度だけでなくコントラストも調整するというもの。

CPUはSnapdragon 855で、メモリは6GB、ストレージは128GB、11Wでのワイヤレス充電にも対応する。AQUOS R3のメインカメラは静止画用カメラと動画用カメラによるデュアルカメラ構成。




<Xperia 1>


・メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
・発売日:6月中旬以降
・予約受付開始日:5月17日
ソフトバンクオンラインショップ

ソニーモバイルコミュニケーションズが送り出す新たなフラッグシップモデル。世界初となる4K有機ELディスプレイを採用したことはもちろん、ついに本格的に狭額縁ボディとなり、先進的なフロントデザインを実現。中身も素晴らしく、特にメインカメラはトリプルレンズカメラを採用し、クオリティの高い写真/動画を残せるほか、撮影時の使い勝手も良くなっていそうだ。

プロセッサはQualcomm Snapdragon 855、OSはAndroid 9。ディスプレイについては解像度は若干特殊で、4Kテレビなどの3,840 x 2,160ドットと違い、Xperia 1では3,840 x 1,644ドットとなっている。若干短辺側のドット数が少なく、縦横比も21:9となっている。サイズは6.5インチだ。

スマートフォンの場合、横幅が大きくなりすぎるとボディが持ちにくくなってしまうこともあり、ちょうどいいかもしれない。ボディの横幅は72mm。




<arrows U>


・メーカー:富士通コネクテッドテクノロジーズ
・発売日:6月下旬以降
・予約受付開始日:6月中旬以降
ソフトバンクオンラインショップ

arrows Uはミドルエンドの製品だが、最近のミドルエンドはディスプレイの解像度も良いし、デザインも悪くないし、CPUもメモリも良いので、かなりオススメしやすい製品となってきている。ただし、最新のゲームを遊ぶことが多い方には、やはりハイエンドモデルを勧めたい。ウェブサイト閲覧やSNSなどが中心であればarrows Uは十分以上なパフォーマンスを見せてくれるはず。ただ、通信速度はLTEで下り最大112.5Mbps対応にとどまっている。この点に関しては冒頭でローエンドと記したLG K50の下り最大225Mbps対応よりも下となっているので注意が必要。

ディスプレイは5.8インチ、フルHD+解像度、CPUはSDM450オクタコア、メモリは3GB、ストレージは32GBといった基本スペック。メインカメラはデュアルカメラ。1,310万画素と500万画素のセンサー。背景をぼかしたり、手軽に綺麗に撮影できるポートレートモードもある。防水・防塵に加えて、耐衝撃性能も持つ。

また、ワンタッチで「Googleアシスタント」を起動できる専用のサイドキーを搭載することも特徴の一つ。普段から音声入力を多く使っている方には便利だと思う。

国内メーカー製ということでワンセグ/フルセグ、おサイフケータイへの対応が気になるが、ワンセグ/フルセグには非対応。しかし、おサイフケータイには対応している。




<LG K50>


・メーカー:LGエレクトロニクス
・発売日:7月上旬以降
・予約受付開始日:6月下旬以降
ソフトバンクオンラインショップ

今回の夏モデルの中ではローエンドモデルに相当すると冒頭で紹介したが、6.26インチのディスプレイの解像度はHD+と、大きさの割には粗く、CPUもMediaTekのMT6762オクタコアなど妥協点はいくつかの点で見られる。とはいえ、ディスプレイの長辺側は1,520ドットあり、縦長ディスプレイの縦方向に関してはかなり表示できるのでWebサイト閲覧やSNS利用の際には表示できる情報量が多く、使いやすそうだ。

メインカメラもデュアルカメラで、背景をぼかしたり、綺麗に人物を撮影できるポートレート機能もある。また、3,500mAhと大容量のバッテリーも魅力的だろう。




<Lenovo TAB5>


・メーカー:レノボ
・発売日:9月上旬以降
・予約受付開始日:未定
ソフトバンクオンラインショップ

今夏モデルで唯一のAndroidタブレット。初期の頃のLenovo TABはスペック的に少々不足を感じる部分も多かったが、徐々に進化し、今や普通に勧めやすいエントリータブレットになってきた。Lenovo TAB5は10インチのワンドUXGA(1,920 x 1,200ドット)のディスプレイを搭載し、ワンセグ/フルセグもサポートする。防水・防塵仕様でもあるので、キッチンなどでテレビを見るにもちょうど良い。スピーカーもデュアルスピーカーで悪くない。

また、「キッズモード」を搭載し、利用時間やアプリなどの制限をかけることもできるので、子供に使わせるタブレットとしても良い。本体サイズは242 x 167 x 8.1mmで、重さは540g。バッテリー容量が7,000mAhと大きい点も特徴。CPUはQualcomm SDM450で、メモリは3GB、ストレージは32GB。

なお、Wi-Fiに加えてLTEにも対応している。LTEは下り最大112.5Mbps対応。




<かんたん携帯10>


・メーカー:シャープ
・発売日:6月中旬以降
・予約受付開始日:未定
ソフトバンクオンラインショップ

主にシニア層をターゲットとした「かんたん携帯」シリーズも今回で「10」。大きな特徴は変わっていない。スタイルは折りたたみ型で、ディスプレイのサイズは3.4インチ。LTEは下り最大112.5Mbpsに対応し、バッテリー容量は1,680mAh。と、基本スペックを見ても、このケータイの場合、あまり意味がないと思う。

簡単で分かりやすく、使いやすい、というのが最大の特徴。まずボタンが見やすく大きく押しやすい、というのが一点。次に、電話やメールの着信があった時に、街灯のキーが点滅するようになっている。これは、ケータイを開いた時にどのボタンを押せば良いのかが一目でわかるという点でも便利。さらに、ケータイを閉じた状態でもサブディスプレイに表示される電話、バッテリー、メールアイコンが光って状態を教えてくれるので分かりやすい。


また、メニューだけでなくメールやWebブラウザなどで使われるフォントも大きくて見やすくなっている。

音声通話ではVoLTE対応で音質が良いだけでなく、雑踏の音、人の喋り声などの周囲の音を下げて、通話音を聞きやすくする「スムーズトーク」機能が役立つ。さらに、相手の話を聞き取りにくい時には「スロートーク」機能が便利だ。相手の声がゆっくりになるので聞き取りやすくなる。なお、スムーズトークは購入時点の標準設定でオンになっている。

緊急ブザーも搭載されている。長押しするとブザーがなるとともに、登録してある連絡先に自動的に電話をかけ、現在地をメールで送信してくれる。




<Pocket WiFi 802ZT>


・メーカー:ZTE
・発売日:7月下旬以降
・予約受付開始日:未定
ソフトバンクオンラインショップ

「Pocket WiFi」史上最速となる下り最大988Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーター。ソフトバンクの988Mbpsのサービスは今春から東名阪の一部エリアより順次開始予定なので、実際に最大988Mbpsの電波を掴んで超速を出せるかどうかはエリア次第だが、いずれにしても対応エリアは順次拡大されるので、802ZTは長く現役として活躍できるルーターになるはず。

オプション品のクレードルには有線LANポートが搭載されているため、有線LANをWi-Fi化することもできれば、有線でクライアント機器とつなぐこともできる。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンクオンラインショップ

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件