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クマのぬいぐるみ型のコミュニケーションロボット「ここくま」が1月25日に発売へ

イワヤ、NTTドコモ(以下、ドコモ)、バイテックグローバルエレクトロニクス(以下、バイテック)、MOOREdoll Inc.(以下、ムーアドール)の4社は20日、クマのぬいぐるみ型のコミュニケーションロボット「コミュニケーションパートナー ここくま」を25日に発売すると発表した。

<▲図:ここくま。手足にボタンを搭載>

ここくまは、離れて暮らす家族などと音声メッセージで連絡を取ったり、搭載されている人感センサーを使った見守り機能、おはなし機能を利用することができるロボット。希望小売価格は34,800円(税抜)。別途、月額のサービス利用料1,980円もかかる。

販売店は下記リンク先のページにリストアップされているが、主に東急百貨店、松坂屋、阪急、博多阪急などの百貨店等となっている。販売スタート時は北海道、東京都、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県、大分県の店舗しか扱わないようだが、徐々に増えていくようだ。
販売店リスト

本体サイズは約210×200×280mmで、重さは約760g。幅も奥行きも約20cmほどで、高さが約28cmなので、まさに普通のサイズのぬいぐるみ。ただし、重さはロボットだけあって約760gある。とはいえ、大きさとのバランスで見れば、あまり重く感じないかもしれない。この辺りは店舗で実際に触って確認したいところだ。

ここくまの主な機能はボイスメッセージ機能とおはなし機能、見守り機能。

<▲図:ここくまの機能と利用イメージ(※クリックして拡大)>

ボイスメッセージ機能は、ここくまの手に搭載されているボタンを使って行う。左手に録音ボタン、右手に再生ボタンがある。録音ボタンを押してから話しかけると、離れて暮らす家族などのスマートフォンに音声メッセージを送ることができ、再生ボタンを押すと、逆に離れて暮らす家族などからの音声メッセージを聞くことができる。

離れて暮らす方などは、ここくまが無くてもアプリから音声メッセージをここくまに届けることができるようになっている。しかも、音声メッセージには、「うれしい」「かなしい」と言った、表情オプションを付けることができ、メッセージに合わせてここくまがその表情をしてくれる。

ちなみに足にも音量ボタン、おはなしボタンが搭載されている。

おはなし機能というのは、ここくま自身がユーザーに話しかけてくれる機能のこと。

ここくまには冒頭で紹介したように、人感センサーが搭載されていて、人が近くにいるかどうかを判断できるようになっている。これを活用し、人が近くにいるときに天気や季節の話題のほか、ユーザーの名前で呼びかけてくれたり、誕生日を祝ってくれたりする。

三つ目の機能である見守り機能は、人感センサーを活用したおはなし機能が利用されているかどうか、ここくまに送られてきた音声メッセージが再生されているか、といった点を離れて暮らす家族等がスマートフォンのアプリから確認できる機能。

対応するスマートフォンはAndroid 5.0以降のOSを搭載したものかiOS8/9/10を搭載するiPhone、ドコモのいくつかのケータイ(フィーチャーフォン)。

月額のサービス利用料がかかる点を考えると、高価な買い物だと感じさせるが、メッセージ送受信サービス、見守りサービス代と考えると、高齢者の場合、意外とあまり使わないかもしれない携帯電話を持つよりも安いのかもしれない。また、使い方も携帯電話よりも明らかに簡単。

とはいえ、じっくり考えてからの購入となりそうだ。店舗で実際に触って確認してみるのがいいだろう。



【情報元、参考リンク】
ここくま公式サイト
NTTドコモ/プレスリリース

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