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【一条真人的Androidライフ】第83回:海外での通信の謎

さて、今、まさに成田空港に到着して、帰りの駅のホームでこの原稿を書いている。米ラスベガスで行われた家電展示会「CES」の帰りだ。



「飛行機の中で書けばいいじゃん」

という声が聞こえてきそうだが、今回はなぜか飛行機では周囲を赤ん坊連れの中国人に囲まれ、それどころではなかったのだ。

隣に座っていたおばちゃんも、

「American Airlinesもクオリティが落ちましたねえ」とか言っていたが、アメリカ経済は中国マネーには逆らえないのだ。ちなみにここまでは僕の白昼夢かもしれない。

ラスベガス滞在中の話題としては、ホテルの無線LANの速度とか、海外SIMの通信でうかつに容量を使いすぎてしまったことが多かったことなどがある。そういえば、新しく入手したエロビデオを一人で見たいので今晩は一人にしてくれ、と言ってる人もいたという。脈絡のない話をしてしまったが、本題に戻そう。

ラスベガスの多くのホテルは無線LANサービスを提供しているのだが、その多くは非常に低速だ。そのため、仕事で大きなデータを送りたいときは使い物にならないので、早朝に送ったりする。まあ、早朝まで起きて原稿を書いていれば、別にそれでもいいことが多い。しかし、遅い通信はやはりたまらない。

新しくできたホテル「LINQ」などは無線LANが非常に高速だそうだ(高いので僕は泊まったことがない)。また、僕が滞在していた「ストラトスフィア」なども割と速く、僕はずっとYouTube動画を再生していた。

主に見ていたのは、「木下ゆうか」という大食いアイドルの動画だ。ラスベガスにいると、日本の食べ物が懐かしくなってしまうのだ。これは容量の限られたSIMではできないぜいたくだろう。

さて、ホテル以外でもデータ通信をするために、僕はモバイルWi-Fiルータを持って行っていた。これは何の設定もいらず、ただ無線LANに接続すればいいので非常にイージー。容量への配慮もあまりいらない。テレコムスクエア(「Telecom WiFi」)のものは1日1,000円とリーズナブルに使える。仕事でモバイル通信環境を用意するならやはり海外向けモバイルWi-Fiルータが一番適切なのではないかと思う。

当然、気軽に海外旅行に行って、現地でメールやFacebookやマップを使う程度であれば、数百MB使用できるような現地のプリペイドSIMでもいいだろう。


成田空港に設置された、訪日外国人向けの「U-mobile」のプリペイドSIMカードの自動販売機。1日200MB使える。旅行者にはいいが、仕事向きではないのがわかる。


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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