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【一条真人的Androidライフ】第53回:スマホビデオ編集が普通のものになってきた、この1、2年の進化

先週、YouTuberの集まるイベント「YouTube Summer Gathering」に行ってきたのだが、気のせいか、以前と比較するとビデオカメラを持って撮影する人はぐっと減った気がする。もちろん、ヘビーな撮影にはビデオカメラを使っているのだろうが、ちょっとした撮影に使うのはスマートフォンになってきているようだ。

YouTuberにはコスプレパフォーマーもいる。ちなみに彼はおにぎりの格好だ。

まあ、これもスマホのカメラ機能の向上を考えれば、当たり前と言えば当たり前ではあるが。なかにはセルフィー棒を持ってきて撮影をしている人もいた。

まあ、このイベントは主に来ているのが外人で、回を重ねるごとに親日外人たちが年に1度、顔をあわせて近況の話をするようなイベントになってきているような気もするのだが。しかし、YouTuberにとってはそれなりに大きなイベントなので、日本を代表するYouTuberの一人であるMEGWIN氏なども来ていた。

MEGWIN氏と

そんな彼らはスマホで撮影した動画をどうやってアップロードしているのだろう?

言うまでもなく、スマホからでもYouTubeに単純にアップロードするのはそのままアップロードすればいいし、FlameBlashなどで複数のビデオクリップや画像から簡単に動画を生成することは簡単だ。

しかし、スマホを使って、パソコン向けのビデオ編集ソフトのように自由に動画を編集するのは従来は難しかったのだが、その環境は急速に改善されているようだ。

イベントから帰ってきてから、スマホのビデオ編集環境を見直していたが、タイトル作成、トリミング、BGM、トランジションをかけることができるようなビデオ編集アプリがiPhoneにもAndroidにも登場しているようだ。

さっそくビデオを編集・出力してYouTubeにアップロードしてみたのだが、レンダリング速度も速い。Windows 98とかの時代とは隔世のものを感じる。このあたりはスマホの処理能力が急速に高速化してきたおかげだ。もはや、スマホで撮影して、スマホで編集、スマホでアップロード、という全ての流れを気軽にできるようになっているわけだ。





最近、ビデオカメラの市場もスマホの影響を受けている。スマホの普及のおかげで、ママ層でもビデオカメラではなくスマホで子供の写真、動画を撮影する人が増えていると聞くし、ビデオカメラ市場はスマホに大きく浸食されていることと思う。しかも、簡単な編集も普通にできるようになれば、スマホでのビデオ活用がより一般的になっていくことだろう。

以前、ツイキャスで女の子がビデオ日記をするのが流行っていると聞いたことがあるが、スマホでのビデオ活用は今後もさまざまな面で進んでいきそうだ。


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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