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au 4G LTE回線網を利用した格安通信サービス、ケイ・オプティコムの「mineo」が登場へ。月額980円から。キャンペーンで半年間無料。MNPも可能

ケイ・オプティコムは15日、KDDIのau 4G LTEのネットワークを利用した通信サービスをMVNO(仮想移動体通信事業者。他社のインフラを借りて通信サービスを提供する事業者)として提供すると発表した。


サービス名は「mineo(マイネオ)」で、6月3日よりサービスの提供を開始する。auのネットワークを利用したMVNOのサービスは今回の例が初となる。

mineoは、NTTドコモ(以下、ドコモ)のネットワークを利用した各社のMVNOサービスと同様に、やはり低価格帯からプランを用意している点が魅力。そして、au 4G LTEの回線網を利用している点が大きな特徴だ。

端末無しでSIMカードのみのプランの場合は月額980円からで、しかも、キャンペーンを利用すれば最大6ヶ月間は月々980円の割引を受けられるので、半年間は無料で運用することも可能になる。

さて、そのmineoのプランだが、SIMカードのみのプランと、端末(スマートフォン)がセットになったプランがある。

まず、SIMカードのみのプランの場合、データ通信だけの「シングルタイプ」と、音声通話とデータ通信を利用できる「デュアルタイプ」が用意される。シングルタイプは月額980円で、キャンペーン利用時は最大6ヶ月間0円。デュアルタイプは月額1,590円で、キャンペーン利用時は最大6ヶ月間は610円となる。

一方、端末とのセットプランではSIMカードのみのプランの料金に端末代が分割で乗ってくる。セットされる端末は京セラ製のAndroidスマートフォン「DIGNO M」で、シングルタイプ、デュアルタイプ、どちらにおいても端末分割代は月額2,000円だ。

すなわち、端末セットのシングルタイプは通信プランの基本使用料を合わせると月額2,980円、デュアルタイプは3,590円となる。キャンペーン利用時はそれぞれ月々980円が割り引かれるのだが、実は端末セットの場合は先着1,000名に限り最大24ヶ月に渡って980円の割引を受けられるのでかなりお得だ。

料金について(※クリックして拡大)

どのプランにおいてもデータ通信については、au 4G LTEを利用し、月々1GBまで速度制限無しでのデータ通信が可能。それを超えた場合は、速度が200kbpsに制限される。また、直近3日間で500MBを超えたときも200kbpsに制限される。

速度制限を解除したい場合は、100MBにつき150円でチャージし、解除できる。速度制限を解除する際のチャージが100MB、150円という小額からの設定になっている点もユーザーフレンドリーな点だろう。ただし、逆に一気に大容量をチャージしたい方にとっては割高と感じるかもしれない。この辺りはユーザーによって平均的な月々のデータ使用量が異なると思われるため、人それぞれだろう。

ただし、注意したいのはデータ通信についてはau 4G LTEのみの対応で、auの3Gネットワークは利用できないことだ。そのため、au 4G LTEのエリア外に在住の方などの場合は、現時点でのmineoはオススメしにくいサービスとなってしまう。一方、音声通話についてはau 3Gエリアが対象だ。

au 4G LTEのデータ通信速度は800MHzの場合、下り最大75Mbpsで、上り最大25Mbps、2GHzの場合は下り最大150Mbpsで、上り最大12Mbpsとなる。

また、mineoを利用する際には初期費用として契約事務手数料が3,000円発生する。

mineoはMNPにも対応しているので、現在他社で利用中の090、080番号を引き継ぐこともできる。

各プランの契約期間は12ヶ月間で、途中解約すると9,500円が発生する。ただし、シングルタイプを解約してデュアルタイプに契約し直す場合などは途中解約料が発生せず、継続契約期間がリセットされないように配慮されている。

mineoを利用できるのは端末セットのDIGNO Mだけでなく、auで提供されているau 4G LTE対応のAndroidスマートフォン、iPhone 5s/5cもだ。

au 4G LTEを利用する格安通信サービスが登場したことで、MVNO業界も今後選択肢がさらなる広がりを見せることになりそうだ。

なお、mineoはオンラインでの申し込みとなる。

【情報元、参考リンク】
mineo公式サイト
ケイ・オプティコム/プレスリリース

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