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スマホのカメラアプリ利用実態調査。写真共有サービスの人気トップはLINE、人気アプリもLINE camera

MMD研究所は25日、「スマートフォンのカメラアプリに関する利用実態調査」のレポートを発表した。この調査は11月14日から16日にかけてインターネットで行われたもので、有効回答数は558人、調査対象は18歳以上でスマートフォンを所有している男女となっている。

スマートフォンでの写真撮影についてとダウンロードしているカメラアプリについて
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回答者の男女比は1:1で、年齢分布は18~19歳が15.8%、20~29歳が20.3%、30~39歳が20.1%、40~49歳が20.3%、50~59歳が11.8%、60歳以上が11.8%。

携帯キャリアはNTTドコモ(以下、ドコモ)が40.7%、auが30.3%、ソフトバンクモバイルが28.5%、その他が0.5%となっており、ドコモがやや多い。

今回発表されたこの調査結果は興味深いものとなっている。

スマートフォンでの写真撮影について頻度を聞いたところ、「よく撮影する」は28.7%、「時々撮影する」は47.8%、「あまり撮影しない」が20.4%となっており、多くの方がそれなりに利用していることがわかる。

そして、意外と多くの方がカメラアプリを別途ダウンロードしていることが明らかになっている。そもそもプリインストールされたカメラアプリ以外をダウンロードしていない方は39.5%で、かなりの方が標準のカメラアプリを使っていることがわかる。その一方で、無料のカメラアプリをダウンロードしている方が49.5%もいる。有料アプリは2.0%で、無料・有料アプリを両方とも入手している方は8.9%いる。

半数以上の方が何かしらのカメラアプリを入手し、利用していることになる。

では、その別途入手したカメラアプリの中でよく利用されているものは何かというと、トップは無料通話・無料メールアプリ「LINE」の連携アプリである「LINE camera」だという。LINE cameraの割合は38.8%と2位以下を大きく引き離している。2位は「Instagram」で、3位は「無音カメラ」、4位はFacebookカメラ、5位は「Adobe Photosop Express」となっている。「漫画カメラ」が6位に入っていることも注目かもしれない。

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そしてこの結果から推測できるように、写真を共有する際に利用するサービスのトップもLINEだ。LINEは48.8%、Facebookは41.4%、Twitterは34.0%、ブログは15.2%、mixiは13.3%、Instagramは9.4%という結果だ。おそらくLINE、Facebook、Twitterをマルチに利用している方も多いとは思うが、一番利用されているサービスがLINEだというのは注目だろう。

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では、LINEでは写真をどのように共有しているのかというと、トーク(チャット)中に使う機会がやはり最も多いようで、48.0%となっている。2番目はタイムラインへの投稿で30.3%、3番目はグループでの共有となっている。

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共有の話題から離れ、スマートフォンで撮影した写真を加工している人はどれくらいの割合なのだろうか? という点に着目してみたい。この調査では、必ず加工する人は5.0%、たまに加工する人は33.8%、あまり加工しない人は18.5%、加工しない人は42.7%と、約半数の方が何らかの加工をしていることがあるようだ。

ただし、最も多い加工機能はサイズ変更の74.2%なので、共有を考えて適度なサイズに変更するだけというパターンが多いのかもしれない。他にはカラーフィルターやフレーム、スタンプ、美肌ツールなども使われているので、写真にアクセントを持たせたり、より良く見せるための加工も行われているようだ。

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季節柄の質問として、年末年始も近づいてきたこの時期だけに、年賀状での使用を予定しているかどうか、というものがある。この回答は18.3%が使う予定あり、59.0%が予定はない、そして22.7%がそもそも年賀状を出さない、となっている。

最後に、スマートフォンを所有してからデジタルカメラの利用頻度に変化があったか? という質問の回答を紹介したい。増えたという回答は9.0%、やや増えたは11.6%、変わらないは38.0%、やや減ったは14.5%、減ったは14.0%、デジタルカメラを持っていないは12.9%となっている。今後、この「やや減った」と「減った」の割合の動きに注目かもしれない。特にコンパクトデジタルカメラ市場はスマートフォンの普及によって縮小しつつある、と言われるだけに、この項目は注目だろう。

それにしても、筆者自身スマートフォンのカメラ機能は利用するが、まだまだデジタルズーム機能は弱いし、夜間撮影も厳しいし、とデジタルカメラに及ばない部分が多いので、棲み分けは十分にできているように思う。しかし、コンパクトデジタルカメラの低価格帯のモデルは要らなくなって来ているとは感じる。下手をするとちょっとした日常シーンの撮影や料理の撮影などではスマートフォンの方が綺麗に撮れることもあるからだ。この辺りの動きは気になるところだ。

(出展:MMD研究所)

【情報元、参考リンク】
MMD研究所/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. LINEがスマホのキラーアプリなのかな。一気に広がったしなぁ。mixiみたいな事もあるから、今後要注目だなぁ。

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