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ドコモ、らくらくスマートフォン F-12Dを8月1日に発売と発表

らくらくスマートフォン
NTTドコモは26日、富士通製Android(アンドロイド)スマートフォン「らくらくスマートフォン F-12D」を8月1日より全国一斉発売すると発表した。らくらくスマートフォンはフィーチャーフォンやスマートフォンなど携帯電話自体が初めての方はもちろん、それらの端末を扱うことを苦手とする方、高齢者などにとって使いやすいように設計されたモデルだが、それ以外の方にとっても非常に使いやすく優れた技術が投入された端末となっている。

らくらくスマートフォンは「らくらくホン」シリーズ初のスマートフォンとして登場するモデルで、従来の「らくらくホン」シリーズで培われた技術、特徴を引き継ぎつつ、完全に新しいモデルへと進化している。

メニューは従来のらくらくホンと同種のものと、らくらくスマートフォン向けに新規開発されたものを選択、切り替えて使うことができる。オススメは新メニューで、大きなボタンと縦スクロールのみの操作性がシンプルで使いやすい。

さらに、らくらくスマートフォンでは、ボタンの選択など、通常のタップ操作については画面を実際に押し込む操作をすることで反応するようになっている。さらに、アクチュエーターによる振動を組み合わせ、あたかも実際にボタンを押したかのような感触まで実感できるようになっている。

一方、スクロールやピンチ操作(拡大/縮小)などは一般のスマートフォンと同じく、軽くタッチするだけでいい。この辺りのタッチ操作が絶妙に設計されている。

一般ユーザーにとってやや残念な点はGoogle Playストアから自由にアプリを追加インストールできない点だが、使いたい機能が電話やメール、ウェブ、カメラ、地図など一般的なものに絞られている場合には特に問題にならないだろう。使える機能については、購入前に実機もしくはカタログ、店員などに確認してほしい。プリインストールアプリの機能しか使うことができない。もしくは将来的なアップデートで機能やアプリが追加されることもある。しかし、アプリを自由に追加インストールしたい方向きの端末ではない。

なお、ラジオアプリである「radiko.jp」や地図アプリなど、プリインストールアプリのメニュー画面などは、らくらくスマートフォン向けにボタン表示を大きくするなどの調整がされている。

また、防水・防塵性能も備え、水周りや埃の多い場所での使用も安心だ。

さらに、背面に備えられたワンタッチブザーのスイッチを入れるだけで大音量のブザーを鳴らすとともに、予め設定された電話番号へ自動的に発信することもできる。これも非常に便利な機能だ。

背面左にあるスライドスイッチを使ってブザーを鳴らすことができる

らくらくスマートフォンはユーザー層こそ限られるものの、非常に質の良い端末に仕上がっており、従来のらくらくホンからの機種変更もオススメできる。ただし、連続駆動時間に関しては、やはりスマートフォンということもあり、従来のフィーチャーフォンベースの端末と比較するとやや厳しい。とはいえ、それでも一般のスマートフォンと比べて機能が絞られていることもあり、普通に使う分には丸一日は十分以上に持つようだ。

バッテリーの容量は1800mAhで、端末のサイズは約130×64×10.9mm、重さは約138gだ。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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