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Google、モバイル検索に新機能を2件導入。現在地周辺施設の検索性向上と、複数ワードでの検索が楽になる機能

米Googleは現地時間14日、モバイル向け検索サイトにおける2つの新機能を発表した。1つは現在地周辺施設の検索性を向上させるため、トップページに施設(プレイス)のジャンルを示すアイコンを設置したこと。スマートフォンでウェブブラウザを開き、Googleの検索ページにアクセスすると、「レストラン」「カフェ」「居酒屋」のアイコンがページ下部に表示される。これらのアイコンをタップすると、現在地周辺の該当施設を即座に検索できる。

Googleのトップページ下にプレイスアイコンを表示

「もっと見る」アイコンを選べば、「ファストフード」「近くを探索」「買い物」「ATM」「ガソリン」「観光スポット」アイコンもリストアップされ、これらに該当する施設も手軽に調べられる。アイコンの設置でプレイス検索機能が目に付きやすくなったので、利用者も増えるだろう。


2件目は複数ワードでの検索をやりやすくする補助機能だ。Google検索にはサジェスト機能があるので、複数ワードでの検索も基本的には手軽にできる。例えば「f1 canada」で検索したい場合、大抵は「f1 can」あたりまで入力すれば、あとはGoogleが提示してくれる候補から選択すれば検索可能だ。

ところが、ワード数が3つ以上になると、2ワードのときほどスムースには検索できない。「f1 canada 2011」で検索したい場合、結局は「f1 canada」まで入力しないと求める候補が出てこない可能性が高いからだ。

今回新たに導入された新機能ではこの問題が解消される。

各候補にワードに「+」ボタンが表示されるようになった。これを使えば、続くワードを検索ボックスに手軽に追加できる。今回の「f1 canada 2011」の例でいえば、「f1」と入力すると「f1 canada」「f1 boston」「f1 racing」がリストアップされるので、「f1 canada」の右にある「+」をタップする。これで検索ボックスに「f1 canada」が入力される。次に「f1 canada 2011」「f1 canada tickets」「f1 canada visa」がリストアップされるので、ここでも「+」ボタンをタップする。これで「f1 canada 2011」の入力は完了する。

最終的にキーボードで入力したのは「f1」だけで済んでいる。「+」ボタンを使うことで複数ワードでの検索が非常に速くできるようになる。

「f1 canada 2011」での検索の例だと、「+」ボタンを利用することで実際の文字入力は「f1」のみで済んでいる。なお、候補フレーズのテキストをタップするとその時点で検索結果ページに移動できる。+ボタンの場合は検索結果に移動せず、検索ボックスにワードが追加されるだけ。

下に公式のデモ動画を掲載。


これらの新機能はAndroid 2.2以降か、iOS 4.0以降のOSが搭載されたスマートフォンで利用できる。

【情報元、参考リンク】
Google Mobile Blog/Introducing new features to mobile search

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