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シャープ、「SH8118U」と「SH8128U」を発表。AndroidベースのOS「Tapas」を搭載したストレートタイプの端末

シャープは現地時間9日、中国市場に2つのスマートフォンを投入することを発表した。2機種ともOSはAndroidベースの「点心(Tapas)」。機種は「SH8128U」と「SH8118U」で、両方とも物理キーボードを搭載しないストレートタイプの端末。Androidベースのプラットフォームということもあり、搭載されるメインキーは「戻る」「ホーム」「メニュー」の3つ。基本的にタッチ操作を主体とするスマートフォンに仕上がっている。

2機種の違いはスペックにあり、SH8128Uの方がややハイクラスになる。ディスプレイサイズもSH8118Uが3.2インチなのに対し、SH8128Uは3.5インチと若干大きい。解像度も前者が320×480、後者が480×800と大きく異なる。

その他、詳しいスペックは不明だが、搭載カメラは5メガピクセルで、オートフォーカス機能、顔認識機能付。日本語入力にも対応しており、中国在住の日本人の方にとってはいい選択肢になるのかもしれない。また、SH8128UはWCDMAとWi-Fiに対応。おそらく他のスペックについても基本的には最近のスマートフォンと大差ないレベルと見て間違いなさそうだ。しかし、もっとも気になるのはTapasというOS。詳細が判明したら追ってお伝えしたい。



UPDATED
プロモーション動画、デモ動画がリリースされているので、それを紹介したい。




次にTapasについてだが、上海Androidの会会長中尾氏によれば、このOSは以前百度(Baidu)に勤務していた张磊氏がCEOを務める点心操作系統(点心OS)社が開発したソフトウェアで、シャープ以外にも華為、ハイアール、天語などで採用が決まっているという。そして、点心は、Google中国の前総裁である李開復氏が離職後に立ち上げたインキュベーション企業の支援を受けている。彼の影響が大きく、いきなり複数メーカーに採用されることになったようだ。ベースになったOSは具体的にはAndroid 2.1。詳細は下記参考リンク内のAndroid/OPhone雑記の記事をチェックして欲しい。とても詳しく紹介されている。

また、端末の価格は25,000円~37,000円程度の範囲になる見込みということだ。プロモーション及びデモ動画を見る限り、デキは良さそうなので、気になる端末だ。

【情報元、参考リンク】
シャープ/「SH8118U」「SH8128U」の報道発表資料
シャープ/製品紹介ページ
Android/OPhone雑記/続報:SHARP新製品搭載 AndroidベースのTapas OSのプロモーションビデオとUI

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