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シャープの裸眼立体視対応3D液晶スマートフォンの続報。3D液晶でタッチパネル操作へ

シャープは16日、裸眼立体視対応の3D液晶ディスプレイを搭載したスマートフォンを年内に発売する方針を明かした。SankeiBizが17日に伝えている。

同紙によれば、3Dスマートフォンは3D対応カメラを搭載し、自分で撮影した写真、動画も立体視で楽しむことができるようだ。また、ディスプレイパネルは4月に同社が発表した3D対応小型液晶パネルを採用する予定。さらに、端末の操作はタッチパネル主体になるという。これは裸眼立体視が可能な任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」とは異なる方向性になる。任天堂は3D液晶にはタッチパネルを搭載せず、従来のDSと同様にタッチパネルは下の画面に適用する形を採った。タッチパネルを搭載することで3D液晶の見易さが落ちることを懸念してとされている。シャープが3D液晶にタッチパネルを搭載するとなると、3DSとはまた異なる体験を得られる端末になるだろう。

さらに、シャープは3Dスマートフォンと同社の3Dテレビ「アクオス」の連携も図る。スマートフォンで撮影した映像を3Dテレビに映し出して楽しむこともできるようになる見込みだ。

なお、シャープの3Dスマートフォンに関する話題の初出は8月4日に複数の全国紙が報じた同社社長、片山幹雄氏へのインタビューからだ。片山氏は朝日新聞に対して次のように述べていた。

「裸眼で見られる3D液晶などの技術は米アップルや韓国サムスン電子にはないシャープの強みだ。3Dカメラや3D液晶を詰め込んだスマートフォンを世界で売り出し、3Dテレビとつながるようにすれば相乗効果も期待できる」

裸眼立体視対応3Dスマートフォンが年内に発売されれば世界初になる可能性が高いため、少なくとも注目は集めるはずだ。どのような端末が準備されているのか興味深い。

また、シャープはau向けにAndroidを搭載したストレートタイプのスマートフォンも開発中と噂されている。今回の3D端末の話と繋げるには情報が不足し過ぎているが、イコールにしろ、そうでないにしろ、今年後半のシャープ製端末は豊富な話題を提供してくれる存在になるだろう。

下の画像がau向け端末と噂されているもの。もちろん、au向けだという確証はなく噂に過ぎないのでその点ご了承いただきたい。この端末に関する紹介記事はこちら



【情報元、参考リンク】
SankeiBiz/世界初 3D対応スマートフォン シャープ、本格仕様で攻勢
GAPSIS/シャープ、裸眼立体視ができる3D液晶スマートフォンを年内に発売へ。3Dカメラも搭載予定
Photo: MarkWallace.
*記事はじめのテレビの写真は3D液晶搭載スマートフォンとは関係なく、イメージとして掲載したものに過ぎません。

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