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KDDI小野寺社長、第2弾Androidスマートフォンは「iPhoneライク」な端末と語る

KDDIが今秋にAndroidを搭載した第2弾スマートフォンを発売する予定であることは3月下旬のISシリーズの発表会の場においても明かされていた。そのため、今回お伝えする情報も特別目新しいものではない。

しかし、同社の小野寺正社長兼会長がハッキリとした言葉でその予定を改めて口にしている事は、端末のリリースを心待ちにしているユーザーにとっては嬉しいところだろう。ロイター通信は12日、小野寺氏へのインタビュー記事を配信し、その中でスマートフォンに関する言及があった。同氏は年内にAndroidを搭載したタッチパネル型の端末を発売すると語り、そのスタイルが「iPhoneライクなもの」になると述べている。

同氏が「iPhoneライク」と表現しているスタイルは、いわゆるストレートタイプの端末のことだと考えられ、KDDIが6月にリリースした「IS01」や「IS02」とは異なるタイプになる。IS01はAndroidを搭載した第1弾モデルとして登場したが、クラムシェルタイプが採用されたこともあり、端から2台目需要をターゲットとした製品だった。また、IS02はWindows Mobile 6.5を搭載した端末だがスライド式のQWERTYキーボードが搭載されている。

次にリリースされる端末の型番は現時点では不明だが、仮に「IS03」の名になるのであれば、IS03はiPhoneやXperia、HTC Desireなどと同じストレートタイプになるということだ。

もちろんこの情報もすでに3月下旬の時点で明らかになっていた為、特に驚きの話ではない。

しかし、初出からここまで3ヶ月弱が経過したが、方針が全く変わっていないことが確認できる。

スマートフォン市場での出遅れが目立ったKDDIだが、小野寺氏はIS01、IS02のリリースによって「ようやく商品が揃ってきた」と語っている。KDDIはAndroidスマートフォンに関して、IS01に採用されたUIを継続する方針を示している。そのため、IS03も同じ、もしくはベースにしたUIが採用される可能性が高い。また、同社はNTTドコモ、ソフトバンクと比較すると国内の一般携帯電話の機能を搭載することをより重要視している印象だ。それだけに次期Androidスマートフォンでは、ストレートタイプの端末ながら、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信を始めとした国内定番の機能が搭載される見込みだ。これはKDDIのオープンプラットフォーム部長、重野卓氏も5月に明かしている(該当記事)。ただし、現時点ではこれらの機能搭載は正式に確定、公表されたわけではないので、実際のところはまだわからない。

しかし、これらの機能が実装され、デザイン、価格が魅力的で、基本的な操作性が快適であれば、第2弾Androidスマートフォンはヒット商品になる可能性が十分以上にある。

なお、第2弾端末の外観イメージ図はケータイWatchの記事に掲載されている。

【情報元、参考リンク】
ロイター通信/インタビュー:JCOMは最終的に連結子会社化したい=KDDI社長
GAPSIS/KDDI、重野氏が明かす「IS01」の反響。そしてauスマートフォン戦略と第2弾端末の概要

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