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Adobe、モバイル向けFlash Player 10.1を携帯電話端末メーカー向けに公開

米Adobeは22日、携帯電話端末メーカー向けにモバイル版「Flash Player 10.1」をリリースした。公開されたFlash Player 10.1は今後、各国の有力端末ベンダーがAndroidを搭載した端末に対してプリインストールする見込み。また、AdobeはAndroid向けだけでなく、数ヶ月以内にWindows Phone 7、MeeGo、Symbian、BlackBerry、webOS、LiMo向けにもモバイル版Flash Player 10.1をリリースする予定だ。Windows Phoneプラットフォームは7以降の対応となり、Windows Mobile 6.5への提供予定はない。また、公開書簡やメディア紙上までをも使って口論を展開し、険悪な関係と考えられている米AppleのiPhone、iPod Touch、iPadへの提供予定もない。

Android向けFlash Player 10.1の動作要件はAndroid 2.2(Froyo)。

Android 2.2(Froyo)は6月20日、21日に米サンフランシスコで開催されたGoogleの開発者向けイベント「Google I/O 2010」で発表され、Flashのデモも披露されたが、現時点まで正式版のリリースがない。当初は2、3週間で正式版をリリースする予定とされていたが、その後の状況を見る限り、準備が遅れているようだ。その影響からか、韓国の大手通信事業者KTが発売する「Nexus One」のAndroid 2.2搭載も7月にずれ込む見込み。米通信事業者T-Mobileが予定していたと見られる「myTouch 3G Slide」ほか、いくつかのAndroid搭載端末へのAndroid 2.2(Froyo)アップデートも7月以降に延期となりそうだ。

一方で、Adobeが端末メーカーに対してFlash Player 10.1の公開を始めたことで、今後発売されるAndroid 2.2(Froyo)搭載端末は基本的にFlashがプリインストールされるはずだ。一般ユーザーは何の手間もなくウェブブラウザからFlashコンテンツを楽しむことができるようになるだろう。

【情報元】
PCWorld/Adobe's Flash Player 10.1 Sent to Phone Makers

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