【せう先生のスマホ講座】第83回:最新スマホ向けプロセッサのトレンド?「深層学習(ディープラーニング)」って何?

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GAPSISをご覧の皆さん、「せう」です。こんにちは。新年明けましておめでとうございます。この原稿は某外国で書いています。時差ボケでかなり眠いのですが(

<▲図:HiSilicon(Huaweiの子会社)の「Kirin 970」にはAI処理を補助する専用領域がある>

ところで、「AI(人工知能)」がある種のブームです。それはスマートフォン向けのプロセッサの世界でも同様です。Huawei(ファーウェイ)の子会社HiSilicon(ハイリシコン)が開発した「Kirin 970」には「NPU(Neural Processing Unit)」というAI処理を補助する専用領域が設けられていて、端末単体で深層学習(ディープラーニング)する際の処理速度を飛躍的に向上しています。サムスン電子が先日発表した「Exynos9810」も、深層学習を使った画像処理にたけているそうです。

ところで、これらのプロセッサが対応している「深層学習(ディープラーニング)」って何なのでしょうか?

<▲図:サムスン電子の「Exynos9810」は深層学習による顔認識ができる>


■「機械学習」が発展すると「深層学習」に

深層学習を語る前に、その前段階である「機械学習」の説明をします。

機械学習は、大量のサンプルデータを入力して、その規則性(ルールや傾向)をプログラムでの明示的指示なしで発見する学習プログラムのことです。身近な例では、電子メールの迷惑メールフィルター機能に使われています。

「大量のサンプルデータを入力」しないといけないことは欠点ですが、一度学習をさせればその後の規則性の検出は非常に楽になるというメリットがあります。

<▲図:「機械学習」では色々なサンプルをインプット!>

「深層学習」は、脳の「ニューロン(神経細胞)」の構造に着想を得て発展させた機械学習の一種です。入力されたデータを複数レイヤーに分けて分析することで、より細かい分析をできるようにしたのです。

大量にデータを入れるに飽き足らず、複数レイヤーに分けて処理するということは余計に負荷のかかる処理になってしまうのですが、ここはコンピューターの処理能力の向上に助けられて意外と実用的な速度であれこれできるようになっています。

Kirin 970のNPUや、Exynos9810の画像処理機能は、スマホ単体である程度実用的な速度で深層学習をこなせるようになった点が画期的です。今後、画像以外での利用が広がるかどうかが見ものです。

ちなみにKirin 970を搭載し、AIをカメラにおける被写体認識に活用しているスマートフォン「HUAWEI Mate 10 Pro」の詳細はこちらのレビュー記事を参照してください。


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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