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【取材レポート】スマートフォン関連製品も盛り沢山のカメラと写真のイベント「CP+2014」後編

前編に続き、カメラと写真映像の情報発信イベント「CP+ 2014」の取材レポートをお届けしたい。前編は下記リンク先から。

【取材レポート】スマートフォン関連製品も盛り沢山のカメラと写真のイベント「CP+2014」前編

▲PanasonicのDMC-GH4。
一般的向けの展示の他にこのようにプロ向けのオプションを装着した状態でのデモ展示も行われていた

スマートフォンでは「GALAXY Note 3」や「GALAXY J」で4K動画撮影が可能となったが、デジタル一眼カメラでも本格的な4K動画撮影可能なモデルが登場した。Panasonicの「DMC-GH4」がそれで、プロ向けのオプションも展開もされる。同社のブースでは、GH4で撮影した動画を業務用の20型タブレット「TOUGHPAD 4K UT-MB5」を使ったデモンストレーションを行っており、写真のような精細な映像に驚く。カメラ内で圧縮された映像でも十分綺麗だがスルー映像をレコーダーに直接入力することで、より高画質で記録できるようになる。

▲4K表示可能なタブレットでの動画再生デモ。水しぶきや風で飛び散る粉雪など細かい部分まで記録されている。撮影された4K映像の綺麗さはこれまでの2K(FHD)映像とは別次元のクオリティーだった。


富士フイルムブースでは、店頭でお馴染みのセルフプリント機の体験コーナーと、本格的なフォトブックが作成できるイヤーアルバムの展示も行われていた。イヤーアルバムは、備え付けの機械もしくはPC向けのソフトで、スマートフォンに蓄積された1年分の思い出を自動でレイアウトしてフォトブックを作成できるもの。主人公設定を行うことで子どもを軸にしたレイアウトに簡単に変更できる点も特徴となる。価格は16ページ(写真 約70コマ)2,980円からで、注文してから1週間ほどで届くとのこと。

▲スマートフォン利用者も多いセルフプリント機は多彩な機能と、今後様々な出力にも対応していく

▲デジカメだけではなくスマートフォンのデータをプリントして楽しめるイヤーアルバム。年に一度は出力してみては

▲印刷工場でプリントされた本格的なハードカバーのフォトブックが届く


エプソンのブースでは、800×600ドットの液晶パネル「ULTIMICRON」の展示が行われていた。800×600ドットと言っても指先より小さい0.38型のもので、こちらはカメラの電子ビューファインダーに搭載されるもの。展示ではオリンパスのミラーレスカメラ「OM-D E-M10」への搭載がアナウンスされていた。3年前のスマートフォンのディスプレイがおよそ4インチで800×480ドットだったことを思い出す。

▲本当に小さいULTIMICRON。良く見ると紅葉の様子が映し出されている

▲オリンパスのOMD E-M10に採用されていることが発表された

▲説明パネル。バックライトに関してはディスプレイの面積が小さいため均一性が高いという


ソニーのブースでは、レンズスタイルカメラ「DSC-QX100」「DSC-QX10」などの展示の他に、ミュージックビデオレコーダー「HDR-MV1」とスマートフォンを組み合わせた展示も行われていた。NFCを使えば簡単にスマートフォンと連携できるのがソニー製品の便利なところ。デモではHDR-MV1のモニタリングとリモート機能を体験できた。HDR-MV1は音楽を撮るためのビデオカメラということで、録画したライブの映像をヘッドフォンで体験できた。大音量のステージでも音割れすることなく市販のDVDのようなクオリティーで記録されておりコストパフォーマンスの高さを感じた。ライブの記録やバンドの練習を記録するなら絶対お勧めしたい一台。

▲スマートフォンで本格的な望遠撮影を可能とするレンズスタイルカメラの展示

▲離れた場所でもスマートフォンで撮影が行えるHDR-MV1のデモ

▲軽くて小さいが本格的なライブ撮影が可能。音が良いのでYouTubeで配信している音楽関係者の方に利用してほしい

▲マイクは左右の広がりを記録できるX-Yステレオ方式マイク。感度が良いので本体を触る音を拾ってしまうので三脚で固定して撮影するのがベストだとか


さらにアクションカム新製品も展示されていた。この白いアクションカムは、手ブレ補正機能やタイムコードやハイビットレートでの記録を可能と、プロに訴求したモデル。こちらもスマートフォンからのリモート撮影が可能となっており様々な用途に応用できそうだ。

▲アクションカムの新製品も参考出品されていた。こちらもスマートフォンとの連携が可能だ

▲過酷な撮影環境に対応するタフなカメラ。前方投影面積が小さいのでバイクの撮影でも邪魔にならなそうだ


CP+ 2014には、まだまだここでは紹介しきれないほどスマートフォン関連の展示も数多くあった。来年のCP+ 2015の開催も決定しており、会期は2015年2月12日(木)~15日(日)の予定ということだ。

下はAmazon.co.jpでのソニーのHDR-MV1とアクションカムのHDR-AS100Vの商品リンク。

 




(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
CP+

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