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山で圏外でもSOS送信可能に!登山アプリ「ヤマレコ」が遭難時に救助要請できる機能を導入!

登山アプリ「YamaReco(ヤマレコ)」を提供するヤマレコは21日、山岳遭難時に救助要請をできる新機能「緊急SOS」をヤマレコアプリに導入したと発表した。

<▲画像:「ヤマレコ」に「緊急SOS」機能が追加>

ヤマレコに導入された新機能「緊急SOS」では、選択肢に答えていくだけで現在地や怪我の有無など、救助に必要な情報を家族や友人に即時に送信することができる。しかもKDDIが提供する衛星通信サービス「au Starlink Direct」に対応し、携帯電話の通常の電話が届かない圏外エリアであっても「緊急SOS」のメッセージを送信できる(※ドコモなどau以外のユーザーでも利用可能。詳細は後述参照)。

従来、実際に起こる遭難事故では、本人と連絡を取れない状態が続いたことで家族や職場の人が110番通報をするケースが多いという。すなわち、登山者が遭難してから数時間、場合によっては数日経ってからそのことに気付かれるという話だ。

<▲画像:従来の避難者救助までの流れ>

しかも、通報を受けた警察や消防も、遭難者本人からの情報が得られないため、状況を正確に把握できず、救助活動の初動に時間が掛かるという課題があるという。

ところが、au Starlink Directであれば通常の電波が届かない、圏外のエリアであっても衛星通信が可能な開けた屋外であれば通信が可能だ。

使い方はシンプルで、遭難者がヤマレコアプリから「緊急SOS」機能で家族へメッセージを送信すると、その場所が圏外であってもau Starlink Directを介してメッセージがヤマレコのサーバーへ送信され、サーバーから家族へと配信される。

後は「緊急SOS」メッセージを受け取った家族が警察へ通報し、遭難者の現在地などの情報を提供することで、警察が救助隊と情報を共有し、実際の救助活動に移るという流れになる。

<▲画像:「緊急SOS」機能を使った場合の避難者救助までの流れ>

なお、「緊急SOS」機能はヤマレコの有料会員だけでなく無料会員でも利用可能だ。

ただし、衛星通信を利用する場合、別途au Starlink Directとの契約は必須。とはいえauやUQ mobileのユーザーでなくとも利用できる。ドコモやソフトバンク、楽天モバイル、IIJmioなどの格安SIMなどau以外の回線のユーザーでも構わない。

情報元、参考リンク
ヤマレコ/プレスリリース
au Starlink Direcet公式サイト

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