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au、偽造書類でのなりすまし対策として本人確認書類のICチップ読取を開始へ

KDDI、沖縄セルラーは28日、auとUQ mobile(UQモバイル)について、「auショップ」などの店頭での契約時における本人確認の強化を目的として本人確認書類に搭載されたICチップの読み取りを8月1日以降順次開始すると発表した。

<▲画像:本人確認書類のICチップの読み取りを順次開始>

au及びUQ mobileを取り扱う一部の店舗から開始し、2026年度内をめどにau Style、auショップ、UQスポットを含む全店舗で開始する予定。

au、UQ mobileでこのような取り組みを開始する背景には偽造書類を用いた事件がある。

偽造した本人確認書類をもって店頭に足を運び、書類記載の他人になりすまし、携帯電話、スマートフォンのSIMカードを再発行することで、その人物の携帯電話/スマートフォンを番号を乗っ取る不正事件が報道されたことは多くの人が知る所。番号を乗っ取ることで各種サービスのSMS認証を突破することが可能となり、被害の範囲が思わぬレベルにまで拡大する。

この問題への対処として本人確認の強化が必須であり、書類のICチップを読み取るようにすることにしたという。これによって、偽造した本人確認書類を使っての手続きが不可能になると考えられる。

さらに、ICチップの読み取りは店頭での待ち時間の短縮というメリットも生み出すという。

ICチップから読み取った氏名や住所などの情報を受付業務のシステムに自動反映させることで、スムーズな応対を実現でき、待ち時間の短縮に繋がる。審査・確認業務においても、従来の目視と比べ効率的になるという。

情報元、参考リンク
KDDI/プレスリリース

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