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Xiaomi、「Redmi 12C」を発売!ストレージをメモリ使用できる拡張機能搭載のエントリースマホ

Xiaomi Japan(シャオミ)は16日、日本市場でエントリー向けのAndroidスマートフォン新機種「Redmi 12C」を発表し、同日発売した(※一部モデルは3月下旬発売予定。後述参照)。

「Redmi 12C」
<▲画像:「Redmi 12C」>

予告の段階でエントリークラスの製品だということは明かされていたが、今回登場したRedmi 12Cは、低価格のエントリースマホながらメモリ不足をストレージで補うメモリ拡張機能を搭載するなど、コストを抑えつつパフォーマンスをある程度確保できる点が魅力。

Redmi 12Cにはメモリとストレージの組み合わせが2種類ラインナップされている。

一つは3GBメモリと64GBストレージのモデル、もう一つは4GBメモリと128GBストレージ。カラーバリエーションは「グラファイトグレー」「ミントグリーン」「ラベンダーパープル」の3色だが、4GB/128GBモデルはラベンダーパープル1色のみとなっている。また、4GB/128GBモデルの発売時期は3月下旬の予定。若干遅れての登場となるので注意したい。

「Redmi 12C」のカラーバリエーション
<▲画像:「Redmi 12C」のカラーバリエーション>

価格は3GB/64GBモデルが19,800円(税込、以下同)、4GB/128GBモデルが23,800円。

しかし、すでに「OCN モバイル ONE」と「IIJmio」といった格安SIMでの取扱いも判明している。例えば「OCN モバイル ONE」では条件を満たせばセール特価の1,100円~での販売開始となっている。格安での購入を目指す場合には「OCN モバイル ONE」や「IIJmio」が有力な選択肢に入ってくるだろう。



Xiaomi Redmi 12C

Redmi 12Cの特徴とスペック

Redmi 12Cには前述したように、メモリ不足を補う拡張機能が搭載されていて、それが大きな特徴の一つとなっている。

メモリ拡張機能が「Redmi 12C」のキーポイント
<▲画像:メモリ拡張機能が「Redmi 12C」のキーポイント>

一般的にAndroidスマートフォンの基本的なパフォーマンス(性能)を大きく左右する要素は搭載されているCPU、メモリ、ディスプレイ解像度だ。特にCPUとメモリに依存する。また、同じメモリ搭載量でもCPUによってパフォーマンスは非常に大きく変化する。例えばCPUがエントリークラスのスマホとミドルクラスのスマホとでは同じ4GBメモリだったとしても体感パフォーマンスが全く違う。メモリの大小はCPUなど他の要素も含めて判断する必要がある。

しかし、当然メモリは多いに越したことはないし、性能の低いCPUを積むスマホの場合には尚更だ。

そしてRedmi 12CにはMediaTek製の「Helio G85」が搭載されている。

Helio G85は強力なチップとは言えないが、エントリースマホとしては一般的レベル。メモリは4GBあればまだ良いが、3GBでは心もとない。

だが、Redmi 12Cはメモリ拡張機能によって、実際の搭載量以上のパフォーマンスを引き出せる。

具体的には、メモリ3GBモデルの場合にはストレージを最大2GBメモリ領域として活用できるので、3GB + 2GB = 5GB相当に、メモリ4GBモデルでは最大3GBまで拡張できるので、4GB + 3GB = 7GB相当になる。

なお、Redmi 12Cでは最大1TBまでのmicroSDカードも使用できるが、microSDカードはメモリの拡張領域としては使用できない。

Redmi 12Cはスペックの割に高パフォーマンスを期待できることが魅力だ。

「Redmi 12C」の主な特徴
<▲画像:「Redmi 12C」の主な特徴>

続いて、それ以外の特徴だが、他はとてもオーソドックス。

OSはAndroid 12ベースの「MIUI 13」、ディスプレイは6.71インチで解像度が1,650 x 720ドットの縦長のHD+。

バッテリー容量は5,000mAhで、充電は最大10W。同じXiaomiのスマートフォンでもハイエンドスマホなど一部の機種では最大120Wでの超急速充電に対応しているが、さすがにRedmi 12Cでは非対応。しかし、本体パッケージには10Wの充電器が同梱されているので、手元にUSB-ACアダプターが少ない方などには良いだろう。

ワイヤレス充電には非対応。

ネットワークは5Gには非対応で4Gまで。具体的な対応通信方式及び周波数帯(バンド)は下記の通り。

  • 4G LTE(TDD):B38/40/41
  • 4G LTE(FDD):B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/26/28/66
  • 3G(WCDMA):B1/2/4/5/6/8/19
  • GSM:850/900/1800/1900 MHz

Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetoothは5.1対応。

カメラはフロントに約500万画素のシングルセンサーカメラ、リアにデュアルカメラを搭載する。リアのデュアルカメラは約5,000万画素のメインカメラに加えて、ポートレート用の補助レンズが搭載されている。

「Redmi 12C」のカメラの特徴
<▲画像:「Redmi 12C」のカメラの特徴>

生体認証については指紋認証と顔認証に対応。指紋認証センサーはディスプレイ内ではなく独立したセンサーを背面に備えている。個人的には画面内センサーよりも背面や側面センサーの方が使いやすいと思う。

そのほかには、3.5mmオーディオ端子の装備、FMラジオの搭載がある。

本体サイズは約168.76 x 76.41 x 8.77mm、重さは約192g。


Redmi 12Cの販売チャネル

Xiaomi Redmi 12Cは同社の他のスマートフォンと同様、幅広い販売チャネルで発売となる。ただ、ミドルエンド機と比べると現時点では若干少ないかもしれない。

「Redmi 12C」の価格と販売チャネル
<▲画像:「Redmi 12C」の価格と販売チャネル>

通信キャリアの取扱いは現時点ではないが、格安SIMでは「IIJmio」と「OCN モバイル ONE」が取扱うことが明らかにされている。こちらも将来的にはさらに増える可能性もある。

●メーカー公式サイト

●格安SIM/スマホサービス

●通販

●家電量販店

販売チャネルは今後増える可能性がある。

情報元、参考リンク
Xiaomi Redmi 12C製品ページ
Amazon/Xiaomiストアページ
IIJmio公式サイト
OCN モバイル ONE公式サイト

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