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ZTE、旭化成製ハイレゾ対応DAC搭載スマホ「AXON 7」シリーズを発表。10月21日発売へ

ZTEジャパンは13日、日本市場に投入するスマートフォン新製品2機種を発表した。予告として公開されていたティザー画像から想像できるようにオーディオ面を強化した端末で、両機種とも旭化成製のハイレゾ対応DACを搭載する。

<▲図:AXON 7>

その2機種は「AXON 7」と「AXON 7 mini」で、前者は59,800円(税抜)、後者は39,800円で、発売日は10月21日で、予約は13日から始まっている。

DACはAXON 7には「AK4490」、AXON 7 miniには「AK4962」を搭載する。ただ単にDACを搭載するだけでなく、開発段階から旭化成が協力しているのが大きな特徴だ。また、AXON 7には統合オーディオチップの「AK4961」も搭載する。

音楽を楽しむにはハイレゾ対応DAC搭載が大きいが、加えて「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応する点も大きな特徴となっている。

Dolby Atmosは対応する映画館では特に上方の音にリアル感を得ることができ、三次元的にそのシーンの空間にいるかのような感覚を得ることができるが、さすがにモバイル端末ではそこまでのレベルは得られない。とは言え、ヘッドホン/イヤホン、そしてデュアルスピーカーの場合でもある程度寄せた臨場感をバーチャルに実現してくれるので、映画やドラマ、アニメなどの視聴に向く。

面白いのは、オーディオだけでなく、VRに関しても進んでいることだ。

米Googleが開発するVRプラットフォーム「Daydream」に対応するので、Daydream対応コンテンツを楽しんだり、Daydream準拠のVRゴーグルを利用できる。AXON 7用のVRゴーグルも開発中とのこと。ただし、日本市場に投入されるかどうかは分からない。

さて、気になるハードウェア仕様も見ていきたい。

<▲図:AXON 7 mini>

AXON 7とAXON 7 miniのサイズ差は意外と小さい。AXON 7のディスプレイは約5.5インチサイズで解像度が2,560×1,440ドットの有機EL。一方のAXON 7 miniは約5.2インチ、解像度1,920×1,080ドットの有機EL。どちらも化学強化ガラス「Gorilla Glass 4」でカバーしている。

OSはAndroid 6.0で、CPUはAXON 7がQualcomm Snapdragon 820クアッドコア、AXON 7 miniはQualcomm Snapdragon 617クアッドコア、メモリはAXON 7が4GB RAM/64GB ROM、AXON 7 miniが3GB RAM/32GB ROMだ。ハイレゾ音源楽曲を多く持ち運びたい方はAXON 7の方がいいと思うが、microSDカードも使えるので、AXON 7 miniでも十分かもしれない。

ネットワークでは下り最大300Mbps、上り最大50Mbpsに対応し、Wi-FiはAXON 7はIEEE802.11b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)準拠で、AXON 7 miniはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)準拠だ。

どちらの機種もSIMカードスロットを2つ持ち、トレイに2つのnanoSIMカードを乗せることができる。4Gと3Gのデュアル待受が可能となっている。

急速充電に関してはAXON 7がQuick Charge 3.0をサポートする一方、AXON 7 miniではQuick Charge 2.0対応にとどまる。

【情報元、参考リンク】
Amazon.co.jp/AXON 7
Amazon.co.jp/AXON 7 mini
ZTEジャパン/プレスリリース

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