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【実機レポート】au初のジュニア向けスマホ「miraie KYL23」。防犯ブザーを押すと位置情報と写真も送信【au2015春モデル】

KDDIは19日、auの新モデル発表会でau初となるジュニア向けAndroidスマートフォン「miraie KYL23」(京セラ製)を発表した。本体専用ボタンの防犯ブザーやフィルタリングレベルの設定などが可能で、通信は下り最大100Mbpsのau 4G LTEに対応する。

▲miraie KYL23

miraie KYL23のディスプレイは約4.5インチ qHD(540×960ドット)TFT液晶で、ボディーサイズは幅約64mm × 高さ約128mm × 厚さ約11.2mm、重さは約134gで、子ども向けとしては少し大きい印象をうけた。

やや大きめと感じるこのボディーには防水・防塵対応のほかに、米国国防総省の調達基準であるMIL規格に準拠した耐衝撃性能をもっており「丈夫」さがウリの一つとなっている。

ボディーカラーは「ピンクソーダ」「メテオブルー」「シトラスホワイト」の3色。ターゲットは小学校高学年から中学校を想定しているという。

▲「ピンクソーダ」「シトラスホワイト」「メテオブルー」の本体と製品パッケージ

アプリの追加は「au スマートパス」から、安全なアプリだけをダウンロードする仕組みとしており、Google Playは利用できない。また、安全の面からアプリの使用権限は保護者が個別に設定可能だ。

ボディの右側面に用意された防犯ブザーボタンを押すと、防犯ブザーが鳴動する。位置情報のほか、メインカメラとサブカメラによって撮影した写真を保護者に状況を知らせてくれる。写真が自動的に撮影され、保護者に送られるので、防犯ブザーが鳴ったときの状況を確認できる可能性があるので、便利な機能だろう。もちろん、ポケットの中に入れた状態では真っ暗な写真になってしまうかもしれないが、上手く使えば状況把握に役立つはずだ。

また、有害サイトのフィルタリングや防犯ブザーの設定、本体機能の利用可能範囲も保護者が設定可能だ。

▲右側面にやや大きめの防犯ブザーのボタンがある

ユニークな機能として、不適切な言葉が入力された場合に注意を表示し、不適切な言葉への気付きをあたえる機能がある。また、保護者は入力した不適切な言葉を確認するとこができ、事件やいじめなどへの警戒に役立てることができる。

▲子どもの安心・安全をまもるための施策

▲「バカ」と入力すると、よくないことばである警告と、保護者にも通知される旨が表示される

▲設定の最上段には保護者(要パスワード)の項目がある

▲保護者モードの「入力履歴」からどんな単語を使用したか確認できる

▲使える時間など細かな利用制限設定が行える

▲防犯ブザーの設定画面

料金プランは、新たに「ジュニアスマートフォンプラン」が設けられ、0.5GBのデータ通信を含むかたちで基本使用料3,620円の設定だ。これに、「LTE NET」の月額300円を加えると、合計3,920円で利用できることになる。固定通信サービスとのセットで携帯電話の利用料金が安くなる「au スマートバリュー」を適用すると、2,986円になる。

デザインの特徴は、前面のタッチセンサー式のバックライト付きナビゲーションキーと、側面のラインと防犯ブザーキーのカラーリングだ。パステルカラーを採用しており、爽やかな印象を受ける。

▲miraie KYL23正面

▲タッチセンサー式のナビゲーションキー。バックライト付きだ

▲(左から)「ピンクソーダ」「メテオブルー」の背面は光沢、「シトラスホワイト」はつや消しだ

▲約800万画素のメインカメラ、サブカメラは約200万画素

▲カラーによって印象が大きく変わる右側面。防犯ブザーボタンは視認性の良いカラーリング

▲左側面にはボリュームキーとストラップホールがある

▲上面には電源キーとイヤフォンマイク端子

▲下面にはUSB端子がある

▲リアカバーを外してバッテリー交換が可能。2000mAhの容量のものが搭載されている

miraie KYL23はジュニア向けを意識したカラーリングだが、スポーティーなイメージがある。様々なワークアウトに使えるスポーティーなスマートフォンとして、このような自由なカラーリングのスマートフォンも欲しいと感じた。

保護者のフィルタリングで使える範囲を設定できるため、他社のキッズ向けの端末よりスマートフォンとして比較的自由度が高い点が特徴となる。

(記事:mi2_303)

【情報元、参考リンク】
miraie製品ページ

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