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KDDI研究所、SNSや掲示板等の運営者向けにサイト上の個人情報を楽々検出できるツールを販売開始

KDDI研究所は4日、ウェブサイトに投稿された大量のコンテンツの中から氏名や住所、電話番号などの個人情報に該当する箇所を瞬時に検出し、サイト管理者の目視による除去作業の効率化をサポートする、個人情報検出ツールを開発したと発表した。

ツールのユーザーインターフェース例

このツールは、テキストに含まれる個人情報を自動判定するだけでなく、検出した個人情報を伏せ字に自動変換するため、目視確認作業の大幅なスピードアップが期待できるという。このツールをSNSや掲示板に導入することによって、それらの管理コストの削減に繋がる。

ツールを使えば、1分間に1200件の投稿から個人情報を検出・変換することが可能で、検出の精度は約94%だという。氏名を含まない場合は100%だ。ただし、これは同社のオンライン問い合わせへ寄せられた100件の投稿に対して判定テストを行った結果だという。一般ユーザーが利用するSNSや掲示板とは投稿内容が確実に異なる上、検出回避を目的とした文字の置き換え投稿なども考えられるだけに、実際の精度は異なるかもしれないが、いずれにしても検出が楽になることは間違いないはずだ。

従来、1つの投稿の目視チェックに平均30.2秒掛かっていたところを、ツールを使うことで約10秒にまで短縮可能になっているという。

さらに、単語登録機能を有するので、個人情報以外のワードを検出することも可能だ。

【情報元、参考リンク】
KDDI研究所/プレスリリース

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