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WBS、スマートフォン市場新勢力を特集。日本通信、そしてアールストリームのAndroid端末をピックアップ【動画】

テレビ東京の経済情報番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」は23日、スマートフォン市場の新勢力に焦点を当てた特集を放送した。ご覧になっていない方は「新勢力」と聞いてもピンと来ないかもしれない。「iPhone」や「Xperia」、「HTC Desire」などの事だろうか? それともこれらの機種に対抗する新製品のことだろうか? そう考えても不思議でないが、実は違う。

今回の特集では日本通信とアールストリームの2社がピックアップされている。

この2社はMobile Virtual Network Operator(MVNO)として通信サービス、端末を提供する事業を手掛ける企業だ。「MVNO」、「SIMロックフリー端末」、この2つが今回の特集、そしてスマートフォン市場新勢力のキーワード。新勢力の登場により、一般消費者、企業は大手通信事業者のサービス・端末とは別の選択肢を得られる時代に突入する。

MVNOとは、自前で無線通信設備を持たず、移動体通信事業者の提供する通信サービスを利用することで自社のサービスを展開する事業者のこと。日本通信の例でいえばNTTドコモの回線を利用している。同社はNTTドコモの回線を使って通信を行うことのできるSIMカード、microSIMカードなどの販売を手掛け、安価で提供している。

そして、アールストリームに関してはSIMロックフリー端末の準備を進めている。現時点で予定されている端末は2機種。スマートフォン「rstream A1」とタブレット端末「rstream FM600」だ。どちらもOSにAndroidを採用し、BtoBで企業向けに販売される。ターゲットとなる顧客はショッピングセンターなどの法人で、業務支援や販売促進のアプリやサービスなどが付加されるようだ。A1の発売時期は10月で、基本使用料は4,980円/月、通話料(携帯電話へ)は18円/分、目標販売台数は3年間で10万台となっている。

タブレット端末FM600についてもA1と同じくBtoBでの販売が計画されている。

しかし、いずれの端末に関してもBtoBtoCの形であれば一般消費者が入手できる可能性もある。特にAndroidタブレットに関しては現時点では国内で確たる評価を受けている有力な製品が登場していないこともあり、期待感の高いモデルだ。

アールストリームの端末の企画・デザインは台湾の携帯電話端末メーカー、マッチテルが、製造は大手EMS(電子機器製造受託)のフォックスコンが担当している。

今後、日本通信、アールストリームらMVNO事業者がサービス、端末を拡充していくことで、新勢力の魅力はますます高まっていきそうだ。今後も注目していきたい。

肝心の動画は下記リンク先に掲載されている。時間は3分25秒。A1のデモも収録されている。
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/news/post_1501.html

左下の写真左から順にFM600、iPhone 4、Xperia、A1。iPhone 4、Xperiaにはケースをつけている状態。FM600の試作機のレビュー記事A1の発表記事はそれぞれのリンク先でご覧頂ける。右下の写真はFM600。



【情報元、参考リンク】
WBS/スマートフォン市場に新勢力
日本通信
アールストリーム
GAPSIS/アールストリーム、IP電話機能搭載Android 2.1端末「Rstream A1」のスペックを発表
GAPSIS/7インチのAndroidタブレット「Rstream アンドロイドパッド FM600(仮)」の試作機レビュー【動画あり】

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