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T-Mobile、Android 2.1搭載スマートフォン「myTouch 3G Slide」を発表

ドイツに本拠を構え、欧州・北米でサービスを展開する通信事業者T-Mobileは4日、myTouch 3Gシリーズの新製品「myTouch 3G Slide」を発表した。

myTouch 3G SlideはOSにGoogle Android OS 2.1を採用し、スライド式のQWERTYキーボードを搭載する端末。ディスプレイは3.4インチと最近のスマートフォン市場においてはやや小型ながら、カメラの有効画素数は500万画素、外部メモリとしてmicroSDカードスロットを搭載(最大8GB)するなどオーソドックスな機能は備わっている。

また、カラーバリエーションが3タイプ用意されている。ブラック、ホワイト、レッドだ。

デザイン形状、スペックといい、カラーバリエーションを考えてもハイスペック端末を追い求めるユーザーよりも、より一般的な市場を狙った端末といっていいだろう。

また、ハードウェアキーボードを搭載する一方で、ソフトウェアキーボードには話題のSwypeがプリインストールされている点も魅力の一つだろう。

従来のソフトウェアキーボードではキーを一つ一つタップする方式だが、Swypeでは指をキーのタップ毎にディスプレイから離す必要がない独特の方式が採用されている。指をディスプレイに触れたまま、単語を構成するキーをなぞるだけでいい、というものだ。例えば「abc」と入力するのであれば、指を離さずに「a」から順に「b」「c」となぞっていけばいい。

SwypeはmyTouch 3G Slideだけでなく多くの端末で今後導入されることが予想されており、日本語版の開発も進められている。しかし、現時点で最大の力を発揮するのはやはり英語だろう。慣れれば驚異的なスピードで文字を入力できるようになると考えられている。

韓国のSamsungが5月下旬、6月に発売予定の「Samsung Galaxy S」もデフォルトで導入している。

myTouch 3G Slideはハードウェアキーボードを使っても、ソフトウェアキーボードを使っても快適な文字入力が可能だろう。注目すべき端末の一つになりそうだ。

また、UIには「Espresso」と呼ばれるHTC Sense UIのカスタムバージョンが採用されている。

発売は6月の予定。国内展開は未定。

  



情報元:T-Mobile/myTouch 3G Slide

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