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SCE、PlayStation Mobile「プレイステーション モバイル」向け専用コンテンツの配信を10月3日より開始へ。シャープ、富士通端末も参入

ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)は19日、同社製携帯ゲーム機「PlayStation Vita」(以下、PS Vita)及びAndroid(アンドロイド)を搭載し、かつ「PlayStation Certified」の認証を取得した端末において、「プレイステーション」の世界を体験できるプラットフォーム、PlayStation Mobile「プレイステーション モバイル」向けの専用コンテンツの配信を10月3日より、PlayStation Storeで開始すると発表した。


具体的にはPS Vitaに加え、ソニー・モバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia」シリーズなどのPlayStation Certifiedを取得したスマートフォン、タブレットなどでこのコンテンツを楽しむことができる。

さらに、SCEは、今回新たにシャープと富士通がPlayStation Certifiedライセンスプログラムに加わることが決まったことを明らかにした。これまで、ソニー・モバイルコミュニケーションズ以外ではライセンスプログラムへ参加していたメーカーは台湾のHTCのみだったが、新たに国内携帯電話市場で大きなシェアを持つ2社が加わることで、プレイステーション モバイルの世界が大きく広がる可能性が出てくる。

シャープの通信システム事業本部 グローバル商品開発センター 副所長兼マーケティング部長の河内厳氏は次のように述べている。

「弊社の製品を通じて、世界中のユーザーの皆様にプレイステーションならではの魅力的なゲーム体験を提供できることを大変うれしく思います。今後も、シャープは、スマートフォンの開発思想として掲げる『Feel Logic』とそれを実現する要素の一つである『Feel Creation - 新しい体験を次々と簡単に楽しめる-』を具体化してまいります」

一方、富士通のユビキタスビジネス戦略本部 本部長代理を務める松村孝宏氏は次のコメントを寄せている。

「富士通のスマートフォン・タブレットARROWSシリーズは、常に使う人を中心に考えるヒューマン・セントリックテクノロジーによる”使いやすさ”と、日本初のクアッドコアCPU採用の機種をはじめとした”ハイスペック”を特長としています。ARROWSシリーズをお使いの皆様に、今回のSCEとのパートナーシップにより、プレイステーションならではの新しいエンタテインメント体験をお届けできることを楽しみにしています」

プレイステーション モバイル向けの専用コンテンツの配信は、日本のみならずアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリアの計9カ国で開始される。

また、SCEは、PlayStation Mobile SDK正式版の提供を含む開発サポートプログラム「PlayStation Mobile Developer Program」の提供を開発者向けに11月から開始することも明らかにした。このプログラムも日本、アメリカ、カナダ、イギリスなど11カ国・地域向けに提供し、順次対象地域を拡大していく予定。

開発者は、このプログラムを利用して開発したコンテンツを、SCEとのライセンス契約(99USドル/年)の締結後に、所定の手続きを経た上で、PlayStation Storeを通じて世界中のPlayStation Certified端末及びPS Vitaのユーザーに配信することが可能になる。



【情報元、参考リンク】
PlayStation Mobile紹介公式サイト
SCE/プレスリリース

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