![]() |
| <▲画像:「BOOX Note Air6 C」> |
日本市場におけるBOOXシリーズの販売は正規販売代理店を務めるSKTが長年手掛けており、「BOOX Note Air6 C」も同様。SKT公式サイト、SKTのAmazonストア、Yahoo!ショッピング店、楽天市場店などで販売される。
「BOOX Note Air6 C」の価格は96,800円(税込、以下同)、純正のマグネティックケースは8,800円となっている。ただし、マグネティックケースは「BOOX Note Air5 C」と兼用なので、すでに「BOOX Note Air5 C」をお持ちの方はケースは流用できる。
前機種の「BOOX Note Air5 C」が89,800円だったので、新機種は7,000円高くなった格好だ。
昨今の物価高、半導体製品のコスト高、円安状況を考慮すると、致し方ないと思うが、いよいよ10万円に近づいており、やや手を出しにくくなった印象だ。とはいえ、BOOX Note Air Cシリーズは筆者も愛用ユーザーの一人だが、カラーE Ink搭載Androidタブレット兼電子ノート兼電子書籍リーダーとしては文句無しの端末で長く使えるので、オススメではある。長年、数多くのE Ink端末を使ってきたし、中には気に入っていた製品も多いが、近年はBOOXに落ち着いている。普通にAndroidタブレットとしてAndroidアプリを使えるというのが何より便利で、さらにBOOX Note Air Cシリーズはカラー化によってアプリのUI(ボタンなど)も識別しやすくなり、ペンの手書きの感触も非常に良く、ほとんど完璧に近い。
さて、話を「BOOX Note Air6 C」に戻したい。
「BOOX Note Air6 C」の大きな特徴は、プロセッサのアップグレードだ。4nmプロセスで製造されたチップへと変更され、「BOOX Note Air5 C」と比べて、大容量PDFを開く処理、ページ送りの処理速度が約40%向上したという。また、OSもAndroid 16ベースへと1バージョンアップしている。
メモリは6GB、ストレージは64GBと、この辺りは同じだし、microSDカードを使えるのもそうだ。最大2TBのカードまでサポートする。
ディスプレイは約10.3インチ、Kaleido 3 カラーE Inkで、こちらも同じ。Kaleido 3は、筆者が使っている「BOOX Note Air3 C」から採用されているもので、モノクロ層とカラー層の2層構造になっている。
![]() |
| <▲画像:10.3インチ、E Ink社のKaleido 3ディスプレイを採用> |
モノクロ層は2,480 x 1,860ドット、カラー層は1,240 x 930ドット。カラー層の方が解像度が低いため、階調表現などは若干粗いことになるが、コミックやイラスト、ドキュメントに表示するグラフなど、そしてアプリのUI(ボタン、メニューなど)に関しては十分表現できる。
色数としては4,096色対応。
そして勿論、モノクロ層は解像度が高いため、雑誌の電子書籍、コミックや小説などの小さな文字の視認性は高い。手書きメモ、電子ノート用途もバッチリで、細かい文字も書けるし、識別できる。
「BOOX Note Air6 C」にもフロントライトが搭載され、寒色・暖色の調整もできる。フロントライトは液晶ディスプレイのバックライトと違い、目にキツクないので、Kaleido 3搭載機では常時オンにしておくことを個人的にはオススメしたい。モノクロE Inkディスプレイと比べてKaleido 3の場合、地の色のグレーがやや濃いので、フロントライトで明るくする方が圧倒的に見やすくなる。フロントライトはオンにしても、ライトで不自然に明るくなったようには見えず、純粋に地の色が明るくなったように感じるだけだと思う。フロントライトも非常に優秀。
また、ひと昔前のBOOXシリーズと違い、近年の機種ではGoogle Playも特にややこしい操作を必要とせずに使える。各種Androidアプリを自由にインストールできるのでコミックアプリやKindleなどの電子書籍アプリも手軽に使えて便利だし、「Google Drive」や「Dropbox」「OneDrive」などのオンラインストレージアプリも電子書籍データの扱いの際に便利だ。
それらオンラインストレージはシステムにも統合されているので、そちらを使ってもいいが、個人的にはGoogle Play配布のAndroidアプリで個別管理する方がスマホと同じで分かりやすく便利な気がする。システム統合機能の場合は、同期処理が行われるので、手間という点では楽。
もちろん「BOOX Note Air6 C」はWi-Fi、Bluetoothにも対応する。Bluetoothは6.0対応だ。
USB Type-C端子はOTG、USBオーディオ対応。また、「BOOX Note Air6 C」にはデュアルスピーカー、マイクも搭載されている。
バッテリー容量は3,700mAhで、本体サイズは約225 x 192 x 5.8mm、重さは約440g。
「BOOX Note Air6 C」のパッケージには「BOOX Note Air6 C」本体、「BOOX Pen3」、USB Type-Cケーブル、カードトレイ取り出しツール、クイックスタートガイド、保証書、日本語初期設定マニュアルが付属する。
![]() |
| <▲画像:「BOOX Pen3」も付属するので手描きメモや電子ノートにも使える> |
また、「BOOX Note Air6 C」でも「BOOX Super Refresh Technology」(BSR)が搭載されているため、ウェブサイトの閲覧時のスクロールや、動画に関しても視聴できるくらいスムースな表示処理が可能となっている。
![]() |
| <▲画像:カラーのため図表やマーカーペンも識別できるし、BSRによって高速表示も可能> |
そして昨今はAI機能にフィーチャーした製品も多いが、「BOOX Note Air6 C」でも活用している。
会議や講義などの録音に関して、録音しながらリアルタイムで文字起こしできる「Talk Insights」機能を搭載している。翻訳も可能。ただし、Talk Insightsの利用時にはネット環境が必要なので、Wi-Fiに繋がる場所である必要がある。
![]() |
| <▲画像:専用マグネット式キーボードカバーを装着したところ> |
基本的に「BOOX Note Air5 C」のユーザーが買い替える必要はないと思うし、「BOOX Note Air4 C」でもそうかもしれない。しかし、筆者の「BOOX Note Air3 C」のように、3世代以上前の機種を使っていたり他の電子書籍リーダー端末を使っている方には「BOOX Note Air6 C」は良いだろう。
私自身は「BOOX Note Air3 C」と古くなりつつある機種のユーザーなので、それ以降の機種のバッテリー性能までは分からないが、電源を切った状態での長期間放置時の自然放電が極端に少ない点も気に入っている。超長期間放置しても、バッテリー残量はほとんど減らず、意図せずに0になるような心配は要らない。これは「BOOX Nova Air」シリーズなどでも同様。






