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<▲画像:各サービスが「NHK ONE」に統合、リニューアルされる予定> |
まず、「NHK ONE」はNHKが提供するインターネットのワンストップサービスの位置づけとなる。そこで既存の複数のサービス/アプリが「NHK ONE」に統合される。
具体的には下記のサービスが「NHK ONE」に統合される予定だ。
- NHKプラス
- ニュース・防災
- for School
- らじる★らじる
- ゴガク
そして「NHK ONE」のウェブサイトでは、NHKの総合テレビとEテレの番組の同時配信、1週間の見逃し配信、ニュースの記事や動画などの各種サービスが統合され、手軽に閲覧できるようになるという。
少なくとも番組の同時配信や見逃し配信の視聴に関しては、本記事執筆時点の環境よりも手軽でスムースになることが予想される。
一方、アプリに関しては「NHKプラス」は後継アプリ、「ニュース・防災」も後継アプリ、「for School」も後継アプリが用意され、「ラジオ」は主軸アプリ、「語学」も専用アプリが引き続き提供されるという。
若干面倒なのは「NHKプラス」「ニュース・防災」「for School」で、10月1日以降は後継アプリへの切り替えとなり、改めてのダウンロードが必要となるようだ。しかも、「NHKプラス」の後継アプリでは、番組の配信だけでなくニュースなどの記事も配信されることになるという。「ニュース・防災」アプリと被りそうに思うが、配信ニュースの種類は異なるのかもしれない。
また、昨今のテレビは基本的にどのメーカーのどの製品もスマートTV化され、「NHKプラス」のアプリがプリインストールされているものが多数だが、それらテレビ向けの「NHKプラス」アプリでは、現在は見逃し配信のみの所、同時配信にも対応するという。これは純粋に便利な改善だと言っていいだろう。筆者も何分か番組開始時間に遅れただけで、番組終了を待たなければならないのは、かなり面倒だと感じていた。
なお、「NHK ONE」の利用にあたっては「NHK ONE アカウント」の作成が必要になる。
「NHK ONE アカウント」は、世帯ごとに1つ作成することを想定しており、1つのアカウントに5つまでのプロファイル設定ができるようになっている。プロファイル設定とは、お気に入り番組の登録/管理などを個別に行うことのできるもので、例えば家族複数人がいる家の場合、それぞれがプロファイルを作成し、そのプロファイル下にお気に入り番組のリストなどを作成/管理できるようになる。もちろん、一つのプロファイルを全員が共有しても構わない。
現在「NHKプラス」を利用中の方は、「NHKプラス」に登録しているメールアドレスに対して、「NHK ONE」への移行方法についての案内メールが今後配信されるという。