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<▲画像:「DualSenseワイヤレスコントローラー」> |
24日から配信開始となったPS5のシステムソフトウェアアップデートのベータ版に導入される機能で、DualSenseを複数のデバイスと同時にペアリングできるようになる。
最大で4つのデバイスとのペアリングが可能で、それらはボタン操作一つで手軽に切り替えできる。
従来であれば、例えばスマートフォンとペアリングしたDualSenseを他の機器で使う場合には再度のペアリングが必要となっている。これはPS5も同様で、他の機器とペアリングしたDualSenseをもう一度PS5で使うには、再度ペアリングしなければならない。
これは非常に面倒なことで、普段からPS5のリモートプレイをしている方は最大のネックになっていたと思う。これを解消するには、例えばリモートプレイはWindows PCで行い、そのPCとはUSBケーブルで接続する、これであればワイヤレスのペアリング設定はPS5のままなので問題なく1台のDualSenseを使いまわせる。
しかし、ワイヤレスで複数機器で1台のDualSenseを使いまわす場合は、結局のところ、都度のペアリングが必須だ。筆者の場合は、普段からAndroidタブレットでPS5のリモートプレイを利用していたので、高額な出費だったがDualSenseをリモートプレイ用にもう一台購入している。
最近はスマホ用のコントローラー「Backbone One」を入手したことでスマホでPS5のリモートプレイをやるようになったので、2台目のDualSenseが不要になりつつある。しかし、Backbone Oneも十分操作しやすいものの、比較すると勿論DualSenseの方がプレイしやすい。Backbone Oneについてはレビュー記事を参照して欲しい。
そして今回、そのDualSenseが最大4台までの機器とのマルチペアリングが可能になるということで、非常に大きなニュースであり、利便性の大幅な向上だ。
使い方は下記の通りだ。もちろん最初にPS5のシステムアップデートをしておく必要がある。ただし、現時点ではベータ版であり、正式版のリリースはまだ先だ。
DualSenseでのBluetoothマルチペアリングの使い方
マルチペアリングの概要とスロット番号
まず、マルチペアリングは最大で4つの機器と行うことができ、その一つ一つの枠を「スロット」と呼び、ナンバリングされている。スロット1からスロット4だ。このスロットには、DualSenseのアクションボタン(△、○、✕、▢)が1対1で対応する。各スロット番号と対応アクションボタンは下記の通り。
- スロット1:△ボタン
- スロット2:○ボタン
- スロット3:✕ボタン
- スロット4:▢ボタン
ペアリングの方法
では、ペアリングの方法を見ていこう。手順は下記の通りだ。- コントローラーのライトバーとプレイヤーランプが消灯していることを確認する。点灯しているときは、消灯するまでPSボタンを押し続ける。
- いずれかのアクションボタン(△、◯、✕、▢のいずれか)を押しながら、5秒以上PSボタンを押し続ける。ライトバーとプレイヤーランプが2回ずつ素早く点滅する。
- 利用したいデバイスでBluetooth機能を有効にし、Bluetoothデバイスを追加する操作を行う。周囲のBluetooth機器を検出する。
- 検出された機器からコントローラーを選ぶ。ライトバーが点灯し、スロット番号に応じた数だけプレイヤーランプが点滅する。
デバイス切り替えの方法
次にデバイスの切り替え方法だが、この操作はコントローラーの電源がオフの状態でもオンの状態でも行うことができる。まずは利用したいデバイスの電源が入っていることを確認する。オフであれば電源を入れる。例えばPCやスマートフォンなどだ。
次にその機器とのペアリングに使ったスロットに対応するアクションボタンを押しながら、PSボタンを3秒間押し続ける。その後、ライトバーとプレイヤーランプが点滅したら、両ボタンを押すのを止める。ライトバーが点灯し、スロット番号に応じた数だけプレイヤーランプが点滅する。
例えば△ボタンならスロット1なので、点滅回数は1回、▢ボタンならスロット4なので4回といった具合だ。
前述したように、今回のアップデートでDualSenseは本当に便利になると思う。
情報元、参考リンク