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<▲画像:「arrows Alpha」> |
arrows Alphaはハイエンドスマートフォンながら価格を抑える点が非常に大きな魅力。SIMフリー版では8万円台になる見込み。昨今の物価高の中、スマートフォンのハイエンドモデルは価格が高額になっており、今や20万円前後だ。
そのような市場環境の中で8万円台というのはかなりの魅力。
もちろん20万円前後のハイエンドスマホと比べてコストダウンをしている部分がなければ実現できない価格だが、スペック全体を見ても十分ハイパフォーマンスを期待できることは分かる。
CPUはMediaTekの「Dimensity 8350 Extreme」、メモリは12GB、ストレージは512GB。ストレージ容量の一部は仮想メモリとして割り当て可能。仮想メモリは12GBまでなので、合計では物理メモリ12GB、仮想メモリ12GBで運用できることになる。もちろん外部ストレージとしてmicroSDカードも使え、カードの最大サイズは2TBまでサポートする。
ディスプレイは6.4インチで、解像度は2,670 x 1,200ピクセル、リフレッシュレートは144Hz、最大輝度3000nitの有機ELだ。
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<▲画像:「arrows Alpha」のディスプレイは6.4インチ、Super HDの有機EL> |
バッテリー容量は5,000mAhで、超急速充電も可能だ。最大で90Wでの急速充電が可能で、そのための90Wの充電器も付属する。約35分間で1%からフル充電まで回復できる。
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<▲画像「arrows Alpha」では最大90W充電に対応> |
さらにゲームプレイ時やスマホを固定しての動画撮影時などに嬉しい機能として、給電機能「ダイレクト給電」もある。すなわち充電器を接続中、バッテリーへの充電を行わず、給電のみに徹する機能だ。充電しながら高負荷のアプリを使うと劣化に繋がるので、給電機能は非常に魅力的だ。
バッテリーの劣化には気を配っているようで、5年使っても劣化は20%程度で済むとされる。すなわち初期の容量に対して5年後でも80%は残るということになる。もちろん使い方には寄るだろう。
本体のサイズは約156 x 72 x 8.8mmで、重さは約188g。
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<▲画像:「arrows Alpha」のカラーバリエーションは2色。左が「ホワイト」、右が「ブラック」> |
とても嬉しい点としてアップデートのサポート回数、期間の多さもある。OSのバージョンアップは3回提供され、ソフトウェアアップデート自体、5年間サポートするという。OSはAndroid 15で出荷されるため、少なくともAndroid 18までは得られることになる。
SIM対応は、nanoSIMとeSIMのデュアル仕様。モバイル通信は4Gと5G対応。
Wi-FiはWi-Fi 6まで対応している。Bluetoothは5.4。
また、USB端子は、USB 3.1 Type-Cで、急速充電は前述したように最大90W対応で、規格としては「USB PD 3.0」対応、また、DisplayPort Altモード対応なので、USBケーブル経由で映像をテレビなど外部ディスプレイに出力することもできる。USB Type-Cの入力端子のあるディスプレイであればUSB-C to USB-Cケーブルで、HDMIやDisplayPort端子であれば、それらへの変換ケーブルや変換アダプタなどで出力できるだろう。
生体認証は顔認証と指紋認証対応。
さらに元富士通系の端末だけあり、タフネス設計も健在だ。「MIL-STD-810H」の数多くの項目をクリアするタフさだ。落下、耐衝撃、防水、防塵、塩水耐久、防湿、耐日射、耐振動、熱衝撃、高温動作、低温動作など、多岐にわたる。
泡ハンドソープでの洗浄やアルコール除菌にも対応しているし、「おサイフケータイ」(FeliCa)にも勿論対応する。
カメラは、リアに約5030万画素の広角カメラと約4990万画素の超広角カメラを、フロントに約4990万画素の広角カメラを採用する。リアのメインカメラのセンサーはソニー製のIMX896、そして光学式手ブレ補正も搭載し、美しい写真・動画撮影が可能だという。
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<▲画像:リアに2つ、フロントに1つ、それぞれ約50MPのセンサーを採用するカメラ構成> |
昨今のスマホはAI機能強化がカメラの高性能・高品質化と並び、注目ポイントになってきているが、それはarrows Alphaも同様。様々な面でAIを活用できる。
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<▲画像:自律神経の計測もできる> |
そして変わりどころとして、珍しい機能がある。それは自律神経の計測機能だ。指をあてるだけで手軽に計測できる。また、お馴染みの「Exlider」も搭載されている。指紋認証緒センサーのスライド操作で画面のスクロールなどができるので便利だ。指ごとに起動するアプリを割り当てられる「FASTフィンガーランチャー」もある。細かいかもしれないが、意外と便利機能は侮れない。
情報元、参考リンク